【体験談】離人感・自律神経失調症の苦しみから回復|整体で人生が変わった私の記録

腕組みをするゴッドハンドの整体師

私は現在、整体師として活動していますが、以前は長年にわたってうつ状態や自律神経の乱れによる不調に悩まされていました。生活にも支障をきたし、先が見えないような不安を抱えていた時期があります。

病院に通って薬を服用し、時には入院も経験しましたが、大きな改善は得られず、出口の見えないトンネルをさまようような日々でした。

どんな治療を受けても改善しなかった日々

憂うつそうな人その状況を変えたくて、私は西洋医学だけでなく、気功、鍼灸、カイロプラクティック、催眠療法、電気療法、温熱療法など、身体にアプローチするさまざまな方法を試しました。

気功では、めまいが少し軽減したことで、体から整えるという視点に希望を感じました。しかし、その他の治療院では、改善の実感が得られず、心身ともに限界に近づいていました。

偶然の出会いがもたらした転機

そんな時、インターネットで精神的な不調に関するキーワードで検索をしていたところ、ある体験談サイトに辿り着きました。そこには、過去に不調を乗り越えた方が紹介していた整体院が掲載されており、自分の症状と重なる内容に強く惹かれました。

特に私が苦しんでいた精神的な症状にも対応しているという記述に惹かれ、半信半疑ながら連絡をとってみました。

「離人感という症状があるのですが対応してもらえますか。」と質問すると、「大丈夫ですよ」と自信に満ちた心強い返答がありました。

離人感とは?

離人感とは、自分が自分でないように感じたり、現実感が失われたように思えたりする状態を指します。周囲の音や光が遠く感じられ、鏡を見ても自分を自分だと認識できないような感覚に襲われることもあります。

この症状は非常に不安感を強くし、集中力や記憶力、思考力の低下を伴っていたため、日常生活が著しく制限されていました。当時は、会話がかみ合わなくなったり、本を読んでも内容が頭に入ってこなかったり、皿洗いをするだけで疲れ果ててしまうほどの状態でした。

福岡から千葉へ、人生をかけた通院

問診する整体師この機会を逃したら後がないという思いから、整体院のある千葉県まで、福岡から向かうことを決意しました。そこは、駅近くのマンションの一室で、外観はとても質素。施術部屋も6畳一間の部屋にマットが敷いてあるだけの状態でした。ですが、施術者の方は物腰が落ち着いていて、施術に対する自信が感じられました。

これまでに多くの施術を受けてきましたが、はっきりと「できます」と言い切ってくれたのは初めてだったため、強い希望を感じたのを覚えています。

実際の施術と変化の始まり

腰をマッサージする様子最初の数回の施術では強い刺激があり、痛みを感じる場面もありました。筋肉が非常に固まっていたことが原因だったようです。しかし、回数を重ねるごとに痛みは和らぎ、少しずつ視界の曇りや頭の重苦しさが緩んでいくのを実感しました。

一気に劇的な変化があったわけではありませんが、通院を続けるうちに少しずつ体が軽くなり、物事を冷静に考えられるようになってきたのです。

整体と生活習慣の見直し

整体の施術に加えて、生活習慣を整えることも回復の鍵となりました。決まった時間に眠り、食事を摂り、軽い運動を取り入れるなど、身体を労わるように意識を向けることで、心にもゆとりが生まれてきたように思います。

心と身体はつながっているとよく言われますが、それを身をもって実感した経験でした。

現在の自分から伝えたいこと

精神的な不調、自律神経の乱れ、そして離人感のような症状は、周囲には理解されづらいものです。だからこそ、同じように苦しんでいる方が一人で悩み続けてしまうことも少なくありません。

私のように、身体からのアプローチが回復の一助になる可能性もあります。すべての人に同じ効果が出るとは限りませんが、選択肢を持つことは、希望につながると信じています。

最後に

このような経験を経て、今では自分が整体師として、多くの方に関わらせていただいています。あのとき苦しんでいた自分が、今では誰かの支えになれる立場にいることに、深い感謝の気持ちがあります。

「もう無理かもしれない」と思うことがあっても、回復の道がまったくないわけではありません。この記事が、今悩んでいる誰かの背中を少しでも押すことができれば嬉しく思います。

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