時代の流れに逆行するのか、このような事を書くと、賛否両論、様々な意見が出てきそうですが、整体師の立場から、思った事を素直に書いてみたいと思います。
テレビゲームは自律神経失調症の大きな原因の一つ
最近では、長時間のスマホやパソコンの使用が、自律神経失調症の原因になるという事も知られるようになってきたと思います。
テレビゲームを長時間しない方が良いのではと思う理由の一つが、これになります。
さらに言えば、自律神経失調症にとどまらず、うつ病やパニック障害、その他の様々な精神的な病気の原因にもなります。
こういった病気は、病名が違っているため、全く異なる病気のように思われる方も多いと思いますが、特に、それほど大きな違いはないと思います。
例えば、自律神経失調症にも不安の症状はありますし、うつ病、パニック障害などにもあります。
憂うつ感などもあります。
つまり、どのような症状が強く現れたかによって、病名が決定しているにすぎません。
ゲームが原因で、うつ病になり、薬づけの生活を送っている子供などもいます。
そう考えれば、テレビゲームの危険性が良く理解できると思います。
eスポーツでゲームをやめるための動機付けがしにくい
自分が小さい頃は、ファミコンが家にありましたが、放っておいたら、何時間もやり続けていたと思います。
しかし、親は、そのような事よりも、勉強や運動をしてほしいという気持ちがありましたから、一日にできる時間を決めてやっていたと思います。
現在では、ゲーム依存になっている子供の中には、自分の将来の夢が、プロのeスポーツの選手になる事と言って、なかなかゲームの時間を減らさない子供もいるという事でした。
つまり、昔では、ゲームは良くない事だから、なるべくしないようにしようと言えたわけですが、現在では、自分の将来のために、何時間もゲームを頑張っているという言い方が出来てしまうわけです。
ゲーム依存になったりした場合には、このような事は、非常に厄介な事だと思われます。
ゲームは人間的な成長にとってプラスにならない?
健康以外にゲームばかりする事のデメリットについて考えると、少し、硬い話になるかもしれませんが、成長にとってあまりためにならないということもあると思います。
やはり、人は、実際に様々なタイプの人間と接し、問題に直面し、それを乗り越えるなどの経験を重ねる事で、人間性を高めていくものではないかと思います。
バーチャルな世界にあまりにものめり込み過ぎると、やはり、もっと大切な事がおろそかにされるような気がします。
日常生活の空いた時間にできる、暇つぶし程度であれば、問題ないと思いますが、そのような事をしていても、プロのレベルにはなれませよね。
eスポーツをもっと俯瞰的にとらえてみる
このような事を書いても、「eスポーツは子供に夢を与えているのだ。」、「他のスポーツだって、やりすぎれば病気になるじゃないか。」といった事も言えそうなので、もう少し違った角度からとらえてみたいと思います。
日本は資本主義ですから、何でもビジネスですが、eスポーツもそのようにとらえる事もできると思います。
つまり、eスポーツを広める事で、利益を得る事が出来る人がいるから、テレビゲームが、体に悪いと言っても、「eスポーツって素晴らしいんです。」という記事が出てくるのではと思います。
カジノなども同様でしょうかね。
ギャンブル依存症や治安の悪化なども懸念されますが、どうしても、推進しようとされます。
人間の健康や幸福などよりも、企業利益を優先させているともとらえられるのではと思います。
自分自身は、整体師として活動していて、自律神経失調症やうつ病などになった悲惨な人たちを見ていますし、何より、自分自身が、長年、闘病生活を送ってきたため、健康のありがたみを深く理解しています。
そのため、このようなとらえ方をするのだろうと思います。
ゲームをする際は十分気を付けて
ただ、このような話をしても、時代の流れには逆らえないのかと思います。
しかし、特に子供は、自制心がなく、楽しい事は際限なくやってしまいますから、大人は、ゲームの時間を、一日何時間までと、しっかり約束したうえでさせる必要があると思います。
そのためにも、まずは、テレビゲームの危険性をしっかりと理解しておく必要があると思います。