
「整形外科のリハビリに通っても、背中の痛みや手のしびれがなかなか変わらない…。」
福岡市南区の48歳女性、整形外科で働く看護師さんも、子どもの頃からの冷えや、長年続く背中の痛み・肩の痛み・手のしびれ、偏頭痛など、多くの不調を抱えながら仕事を続けてこられました。
このページでは、背中は左側が特に痛いと感じていたものの、触ってみると右側の首・肩・背中・腰に強い緊張があったことに整体の視点から目を向けていき、右の首まわりを中心に緩めていった経過をご紹介します。整形外科の看護師さんがどのような体の変化を感じていかれたのか、一つの整体症例としてまとめています。
▼1分で分かる!実際の症例記録(動画)
目次
お客様について
- お住まい: 福岡市南区
- 年齢・性別: 48歳・女性
- お仕事: 看護師
- お悩み:背中、頭、肩、腰、膝、股関節の痛み、手の痺れ、ドライアイ、眼精疲労、冷え、顎関節症、胸郭出口症候群
これまでの経緯
子供のころから手先、足先が冷える。
高校の時から腰痛があり、最近ひどくなってきた。
立っていたらひどくなってくる。
20代の頃、胸郭出口症候群と言われたことがあった。
40代前半の頃には、肩が痛くて手が上がらなくなったことがあったので、勤務先でもある整形外科でリハビリに行ったことがあった。
「自分のペースで通って。痛みがあるからと言って、やらないと筋肉が落ちちゃうから。ペースは自分が一番わかるでしょ。」と言われた。
朝はいいが、仕事をしていると、背中が痛くなってくる。
肩は何もしてなくても、時々ズキンと突き刺すような痛みが出る。
手に痺れがあるが、胸郭出口症候群があるので、そのせいと思う。
元々偏頭痛持ちだが、最近は、毎日割れそうなくらい痛い。
目はいつも乾いていて、疲れやすい。
股関節、膝、顎関節など、関節が悪い。
時々、階段とかで膝が痛くなる。
時々、顎ががくっとなる。
職場の人に勧められて来院された。
施術による変化
施術1回目(2021/6/11)
詳しくお話を伺った後、全身の筋肉の緊張、骨格の歪みを確認しました。
首は右側面の方が明らかに硬く、右肩には「何もしていなくても、時々突き刺すような痛みが出る」とのことでしたので、この日は右側の首の筋肉や筋膜を中心に、周囲のこわばりを集中的に緩めていきました。
施術後には、右肩の刺すような痛みは出なくなり、右手のしびれも軽くなったとお話しされていました。
施術2回目(2021/6/15)
施術1回目の後、頭の痛みは半減し、頻度も減り、そんなに感じなくなった。
首こりは6~7割、背中の痛みは7~8割、肩の痛みは1~2割、腰痛は6割程度楽になった。
手の痺れはなくなった。
この日は、腰痛が気になるようだったので、腰を集中的に施術した。
腰を押したときの痛みは大分よくなった。
【解説】胸郭出口症候群と首・肩・背中・腰の右側の緊張について(整体の視点から)
ここからは、整体の視点から今回の背中の痛みや手のしびれについて補足をしていきます。
この看護師さんの場合、背中の痛みは左側が特に気になると感じていらっしゃいましたが、実際に体に触れてみると、首から肩、背中、腰にかけて右側の方が強く固まっていました。首は右側面の方が明らかに硬く、肩・背中・腰も右側に圧痛が強く出ている状態でした。
胸郭出口症候群と診断されたこともあり、ご本人は「手のしびれはそのせいだと思う」と話されていました。右肩には「何もしていなくても、時々突き刺すような痛みが出る」というお話もあり、右の首まわりの緊張がかなりはっきりしていたことから、初回は右側の首の筋肉や筋膜を中心に、集中的に緩めていきました。
整体的には、首の右側面から肩にかけての筋肉が強くこわばることで、腕に向かう神経や血管に負担がかかり、手のしびれや肩の痛みにつながっている可能性があると考えています。一般的には、胸郭出口症候群からの痛みの場合、背中の左側に痛みがあれば、首の左側(斜角筋)の緊張を緩めることで症状に変化が出ることが多いですが、今回は右側の首を緩めたことで変化が見られましたので、左側の斜角筋の緊張だけが直接的な原因ではなかったかもしれません。
背中や腰の右側の緊張が続くことで、姿勢や筋肉・筋膜の緊張のバランスが偏り、左側の痛みが強く感じられた可能性もありますし、自律神経の乱れから筋肉が緊張して痛みが出る一因になっていた可能性もあると考えています。
こうした首・肩・背中・腰のこわばりが長く続くと、自律神経の働きにも負担がかかりやすくなります。自律神経が乱れやすい状態では、筋肉が過剰に緊張したり、血流が滞りやすくなり、痛みやしびれ、冷え、頭痛などが出やすくなる方もいらっしゃいます。子どもの頃から手先・足先の冷えが続いていたことも、首や肩まわりの緊張と関係していた可能性があります。
初回の施術で右側の首を集中的に緩めたところ、施術後には右肩の刺すような痛みがなくなり、右手のしびれも軽くなっていました。触った感触としても、首の緊張は「極端に緩みにくい」というほどではなかったため、「変化は出やすいタイプかもしれない」と感じていました。実際、2回目に来られた時には、背中や肩、腰、頭痛など、いくつかの部位で楽になってきたと感じられており、右側の首のこわばりがこの方の不調の一つの要因になっていた可能性があります。
白壁整体院では、このように「痛みを感じている側」だけでなく、首・肩・背中・腰など全体のバランスを触診で確認しながら、緊張が強く出ている部位を見極めて、やさしく時間をかけて緩めていくことを大切にしています。看護師さんのように、立ちっぱなしや前かがみの姿勢が続くお仕事では、首や肩、背中の一部に負担が集中しやすく、その部分のこわばりが手のしびれや背中の痛みにつながっているケースもあります。
今回の方のように、右側の首・肩・背中・腰に強い緊張がありながら、背中は左側の痛みとして感じていたケースでは、「自覚症状と実際の緊張の位置がずれていることもある」という一例として受け取っていただけると良いかと思います。こうした背景に目を向けることで、長年の痛みやしびれが少しずつ落ち着いてきたと感じられる方もいらっしゃいます。
関連ページ・ご案内
当院の整体については、実際の施術記録やお客様の声もあわせてご覧いただき、ご自身の不調に合うかどうかの判断材料にしていただければと思います。

