「また、あの発作が起きたらどうしよう…」
「生理前になると、決まって不安やイライラがひどくなる…」
「もう10年も薬を飲んでいるのに、根本的には何も変わっていない気がする…」
糟屋郡粕屋町にお住まいの40代の女性が当院に来られた時、長年のパニック障害と月経前症候群(PMS)という、二つの大きな悩みを抱えていらっしゃいました。これは、心療内科の薬を手放せず、症状の波に翻弄され続けた彼女が、体の根本にアプローチすることで、少しずつ穏やかな日常を取り戻していく、リアルな回復の記録です。
お客様について:糟屋郡粕屋町在住・40歳女性
- お住まい: 福岡県糟屋郡粕屋町
- 年代・性別: 40歳・女性
- ご職業: エステスタッフ
- 主なお悩み: パニック障害、月経前症候群(PMS)、月経困難症、不安、倦怠感、胃が締め付けられる感じ、動悸、胃もたれ、イライラ、冷え、ほてりなど
これまでの経緯
約10年前、第二子妊娠中に初めてパニック発作(過呼吸など)を経験。以来、3〜4年周期で大きく体調を崩す波がありました。特に2021年の夏は症状が最もひどく、体重も5kg減少。10年前から通っていた心療内科では抗不安薬(アルプラゾラムなど)を処方され、調子が良い時も含めて、ずっと薬を服用し続けていました。
閉院に伴い新しい心療内科へ移ると、紹介状には「パニック障害」「月経前症候群」と記載が。新しい医師からは「10年も抗不安薬を飲んでいるなら抗うつ剤を」と勧められましたが、怖くて拒否。疲れると不安が出やすく、一人でいる時や不安が強まると薬で症状を抑える日々。胃腸の不調も慢性化し、内科では「胃潰瘍の痕がある」と言われ、処方薬でも改善しませんでした。
過去には姿勢矯正の整体(5〜6回で中断)や、頭に手をかざす整体(4回で効果不明)も試された経験がありました。
施術による変化:波がありながらも、着実に前へ
長年の症状と薬の服用歴があるため、回復には波がありましたが、諦めずにケアを続ける中で、確かな変化が現れてきました。
- 施術19回目(2022/4/26): 生理期間中で体調がきつい時期でしたが、注目すべきは薬の変化。「4〜5年、毎日3錠飲んでいたアルプラゾラムが、きつい中でも2錠になっている。それだけですごいと思う」と、ご本人が長年の薬からの変化を実感されていました。
- 施術22回目(2022/5/18): 生理前で体調が不安定になりやすい時期。それでも、多くの症状に改善が見られました。
- 胃が締め付けられる感じ:5〜6割に軽減、持続時間も大幅に短縮
- 冷え:感じなかった
- 不安、ほてり:2〜3割程度に軽減
- 胃もたれ、イライラ、動悸:3割程度に軽減
- めまい、体の重さ:まだ波があるものの、軽減傾向
※ 体の状態の変化には個人差があり、効果を保証するものではありません。
(※その後、ご本人のご都合等で通院は中断となっていますが、継続的なケアの重要性を示す経過です)
【解説】なぜパニックとPMSの波が、整体で穏やかになったのか
この症例は、精神的な症状(パニック、不安)と、女性ホルモンの影響(PMS)が、いかに「体の状態(自律神経)」と深く結びついているかを示しています。
長年のストレス、出産、そして繰り返す不調への不安は、知らず知らずのうちに首や肩、背中周りの筋肉・筋膜をガチガチに緊張させていました。
特に産後は、子供から目を離せず、気持ちを休めることができないなどから、精神的なストレスが大きくなるだけでなく、抱っこすることによる物理的なストレスなどでも、体が緊張しやすく、心身の体調を崩してしまうお母さんが多くいらっしゃいます。
産後うつや育児ノイローゼなどという言葉があるように、比較的、体を崩しやすい時期ではないかと思います。
この「体(特に首周り)の緊張」が、常に自律神経を「戦闘モード(交感神経優位)」にし、パニック発作の引き金となっていたと考えられます。
さらに、自律神経の乱れは、女性ホルモンのバランスにも影響を与えます。
生理前になると心身が不安定になるPMSの症状は、この「自律神経の乱れ」と「ホルモン変動」の悪循環によって、より増幅されていた可能性が高いと考えています。
心療内科の薬は、一時的に不安を抑えることはできても、この根本にある「体の緊張」を解消するものではありません。だからこそ、10年飲み続けても、根本的な解決には至らなかったのだと考えられます。
当院の施術では、この大元である「体の深い緊張」を徹底的に解放しました。体がリラックスできるようになると、自律神経の過剰な興奮が収まり、パニック症状が出にくくなります。また、自律神経が安定することで、ホルモンバランスの変動にも体が対応しやすくなり、PMSの症状も穏やかになっていきます。
症状に波があったとしても、長年飲み続けた薬を減らすことができたのは、体が根本から変わり始めた証拠だと思います。この症例は、複雑に絡み合った女性特有の不調も、体の土台を整えることで改善の可能性があることを示しています。
まとめ:粕屋町でパニックやPMS、長年の薬に悩むあなたへ
この症例は、「もう薬を手放せない」「生理前の不調は仕方ない」と諦めかけている女性にとって、大きな希望となるはずです。
たとえ10年間心療内科に通い、薬を飲み続けていたとしても。たとえ生理周期によって症状が大きく変動したとしても。あなたのその苦しみは、体の深い部分に隠れた「本当の原因」にアプローチすれば、きっと変えることができます。
もしあなたが糟屋郡粕屋町やその周辺で、この方と同じように出口の見えないトンネルの中にいるのなら、ぜひ一度、当院にご相談ください。薬だけに頼らない、穏やかな日常を取り戻すお手伝いをします。
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