膝痛で整形外科に50年通っているおじいさん

足のリハビリをする理学療法士


 

<動画>

 


膝痛が長年治らない人も多いようです。

以前に整体院に電話をしてきたおじいさんは、なんと整形外科に50年も通い続けているとのことでした。

途中であきらめるか、他の方法を探そうとは思わなかったのかと思いますが、本人としてはほかに選択肢がなかったのかなと思います。

今回は、このことについて考えてみます。

 

整形外科に50年通っているおじいさんの話

不満そうに電話するおじいさん

50年通っていると言う事から、かなり高齢なのだろうと思われると思いますが、80代くらいだったと思います。

当院に直接来られたわけではありませんが、電話をかけてこられて、治らないと不満をもらしてありました。

50年も通っていると言う事は、仕方ないとあきらめているのかと言えばそういうわけではなく、やはり、つらくてどうにかしたいから通っていると言う事のようです。

「自分が痛い思いをしたことがないから、痛い人の気持ちが分からないんだろうな。」とお医者さんに対してぼやいていました。

症状としては、立ち上がる時に膝に痛みが出るとのこと。

実際に体を触ったわけではありませんが、歩けないほどの状態ではないのだろうから、それほど難しい状態でもなさそうな感じはしました。

しかし、結局は、当院に来院されず、電話を切られて、それっきりになっています。

 

情報は大切では?

スマホで検索する人

50年前までさかのぼると、インターネットも普及していませんでしたから、ただただ、お医者さんのいいなりになり、言われるがままに運動したり、痛み止めを飲んだり、シップをしたりしてごまかしてきたのではないかと思います。

昔は、先生先生と医師という肩書がつくだけで、盲目的に従っていましたから、やはり、中には、うまく利用されたり、ごまかされたりしたことが多々あったのだろうと推測できます。

お客さん側は、何の知識もなかったために、信じるしかなかったわけです。

しかし、こういった状態は、お医者さんにとって都合がいいという事も単純には言えないように思います。

なぜなら、お医者さんも、ごまかしがきけば、改善しようとしませんから、技術の向上、医療の進歩にはマイナスに作用するだろうと考えられるためです。

やはり、自分が健康になるため、医療を進歩させ、より良い世の中にするためには、しっかりとした知識を得る必要があるのではないかと思います。

現在は、インターネットで様々な情報を入手できるようになりましたので、素人でも、健康、病気について、かなり深く学ばれている人も多いと思います。

やはり、本当に正しい情報、自分にとって必要な情報を取捨選択して、より良い対処法を見つけていく事が大切ではないかと思います。

 

年だから仕方ない?

正常の中の異常の文字を虫眼鏡で拡大

80代にもなれば、膝痛に限らず、体に痛みが出てくるのは当たり前だ。」と思われる人も多いと思いますが、果たしてそうでしょうか?

確かに、年を取っていけば、もともとの体の性質として、自然治癒力が低下し、体が固まりやすくなり、痛みが出やすくなるのは仕方のないことだと思います。

しかし、年を重ねても、皆が皆、痛みが出るわけではありません。

やはり、健常者に比べて、どこか体に悪くなっている部分があるわけですし、それをなかなか取り除けないために、痛みが痛みとして残り続けていると考えられると思います。

そして、それを、「年だから仕方ない。」で終わってしまっているわけです。

画像検査で、骨格などの画像に映る部分に異常が見当たらなければ、異常なしとなりますが、実際には、映らない部分に異常があり、それが痛みの原因になっている可能性があるわけです。

膝痛の対処法についてお知りになりたい場合は、膝痛のまとめ記事をご覧ください。