肩こりが数年、数十年と治らない人もいますが、それだけ、きちんとした対処ができていないのだろうと思います。
しかし、仮にしっかりとした技術力のある整体師から施術を受けて、その時は症状が改善したとしても、また、肩こりになる原因を作れば、再発することも考えられると思います。
では、肩こりを改善し、再発しないようにするには、どうすれば良いのでしょうか？
肩こりの原因
肩こりの原因で、考えられるものは、肩の筋肉の緊張や、それを覆っている筋膜の癒着があります。
では、なぜそのようなことが起こるかと言えば、まず、重い物を持つなどして、筋肉疲労を起こしてしまったことが考えられると思います。
また、パソコンやスマートフォンなどの長時間の使用でも肩こりになりますし、その時の姿勢によっても、肩の筋肉に負担になり、肩こりにつながります。
言うまでもなく、ストレスも原因になります。
ストレスによって血流が悪化し、肩の筋肉に老廃物がたまることで肩の筋肉が緊張したままの状態になってしまいます。
技術の高い整体師から施術を受ける
肩こりを改善するには、当然のことながら、改善できるだけの技術力のある整体師から施術を受ける必要があります。
肩こりの原因は、筋肉の緊張と筋膜の癒着にあるとお伝えしましたが、例えば、骨格が原因ということで、骨格をポキポキさせて、骨格の矯正のみをしていたとしたら、根本的には改善できないと思います。
まったく見当はずれのことをしている可能性もあるわけです。
整体をしている間に悪化することも
整体の施術を受けている途中で、肩こりが良くなったり悪くなったりを繰り返す人もいます。
それはどういうときだと思われるでしょうか？
例えば、整体の施術を受けた直後はいいが、少し時間がたつと痛みが戻ってしまうということがあると思います。
この場合は、大抵は、きちんとした技術がないためと考えられます。
もう一つは、整体師の技術力はあるにも関わらず、整体を受けていないときに、日常生活で悪くしている場合です。
この場合は、生活習慣を見直す必要があります。
日常生活で悪化させないためには原因を突き止める必要がある
日常生活で悪くしている人の場合は、何が原因となっているかを知る必要があります。
例えば、デスクワークの方で、一日中パソコンに向かっている人などは、パソコンで悪くしている可能性もあります。
仕事であれば、パソコンを全く使用しないことは難しいと思いますから、１時間した後に１０分休憩するなど、目を休める時間を意識して取る必要があると思います。
職場の人間関係が原因でストレスがたまり、それが肩こりの原因になっている場合は、なかなか難しいかもしれませんが、考え方を変えたり、それが難しければ、運動や休息の時間を積極的に取るなどして、ストレスをため込まないようにする必要があります。
しかし、職場にストレスがあるわけでもなく、仕事は楽しくしている。
仕事でパソコンを使用しているが、残業で夜遅くまでパソコンをしているというわけでもない。
食事も極端に悪いわけでもなく、たばこも吸わないが、運動はしない。
こういった人がいましたが、肩こりがなかなか改善しない人がいました。
原因は何だと思われるでしょうか？
太っているのが原因か？
お客さんが親御さんから言われたことは、「太っているから、体の重さで肩が凝っているんだよ。」とのこと。
自分からすると、なかなか新鮮な意見に感じられました。
確かに、全く見当はずれとは言えないかもしれませんが、太っていなくても肩こりの人はいますし、太っていても肩こりではない人もいます。
しかし、話を聞いていると、どうやら猫背の状態でパソコンをしていて、それが肩こりの原因になっているようでした。
つまり、頭が前側に突き出した状態でパソコンをされていますので、それを支えるために、肩の筋肉に負担をかけているのが原因と考えられました。
肩こりの原因を特定する根拠は？
では、なぜ猫背の姿勢が肩こりの原因ではと考えられるかと言えば、まず、話を聞いて、他に原因になるようなものがなかったためです。
また、もう一つ根拠となるのが、肩こりの状態だと思います。
つまり、肩こりは肩こりでも、どのような筋肉が緊張しているかは、人によって異なります。
それを触診することで、姿勢に問題があったのではということが予測できるわけです。
そして、最後は、結果がすべてで、姿勢の指導をした後に、肩こりが悪化することがなければ、姿勢が一番の要素だったと断定することができます。
肩こりを根本的に改善したい方へ
いかがでしたでしょうか？
肩こりの改善には、まず、言うまでもなく、それだけの技術力がなければなりません。
技術力がなければ、何年通っても改善はできないと思われます。
また、運よく改善できたとしても、再発しないように、原因を特定し、生活習慣も改善する必要があります。
そのようなきちんとした技術と知識と判断力を備えた整体師を探されることだと思います。