子供にとって、勉強は、将来の仕事にとって、また、人格形成の上で重要な意味を持つと考えられますが、何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しで、勉強をやりすぎるのも、肩こり、その他、体を崩す原因になります。
昔は詰め込み式の教育をしており、現在よりも勉強量は多く、学力も高かったと思いますが、現在に比べて、ストレスなども少なかったために、肩こりになる子供などは少なかったと思われます。
勉強が肩こりに与える影響について考えてみます。
勉強する際の姿勢が肩こりに影響
肩こりの原因としてよく取り上げられるのが、姿勢ではないかと思います。
うつむき加減で勉強をしていれば、重たい頭を首や肩で支えなければならなくなるため、肩こりの原因になることは容易に分かることだと思います。
また、首や肩の筋肉が緊張すれば、血液が十分に脳に行き届かなくなると考えられますから、思考力にも悪影響が出ると思います。
背筋をしっかり伸ばした状態で勉強ができるように常に意識しておくことが重要と思います。
それにより、頭もすっきりした状態になることが分かると思います。
勉強をし過ぎることによるストレスが肩こりに影響
勉強もやりすぎるとストレスが蓄積します。
本人が興味があり、好きでやっている場合はまだいいですが、親から言われていやいやながらやっている場合は、ストレスも大きくなり、それが肩こりの原因になります。
現在は、子供の自主性を重んじるような教育になりつつあると思いますが、昔は、勉強を頑張る人間が立派な人間だという価値観があったと思いますから、どうしても強制的に押さえつけて忍耐強く勉強をさせていたところがあったと思いますから、昔の勉強の仕方はストレスも大きかったと思います。
そのため、現在は昔に比べてストレスも多くなっていますから、昔のように精神論で勉強をさせられている子供は、肩こりなどになり、体を壊してしまうことも多いのではないかと思います。
勉強のし過ぎによる神経過敏が肩こりに影響
勉強をしすぎることによるデメリットとしては、頭を使いすぎることにより、神経が過敏になってしまうこともあると思います。
絶えず交感神経が優位の状態になり、落ち着かず、例えば、他人といるときも、気を使いすぎてしまったりします。
そのため、ストレスが蓄積し、肩こりの悪化につながります。
勉強と偏食、運動不足など、様々な要因によるストレスが重なり、神経が過敏になり、それがさらにストレスを増大させ、肩こりの原因となっているように思われます。
時代が変われば、考え方も変わらなければならない
昔は貧しかったこともあると思いますが、朝から晩まで勉強をし、良い大学に進学し、一流企業に勤めることが理想的な生き方であったかもしれませんが、これだけ環境が変わり、ストレスも昔とは比較にならないくらい大きくなると、そのような考え方では、子供でも肩こりなどに悩まされることも増えてくると思います。
肩こりも悪化すると、自律神経失調症などの症状につながり、不登校の原因にもなったりします。
先生なども、昔は、スパルタ式に厳しく教育していた人たちが、現在は、子供の自主性を発揮させる教育に変えてきているように思われます。
人間は、あまりにも頑張りすぎると体を崩しますし、自分の本当の気持ち、感情を押し殺して、周囲に合わせるようになると、無理をして、体を崩すことにつながります。
勉強なども無理やりさせすぎると、本当の自分の気持ちが分からなくなってしまうわけです。
大人の方も、なかなか考え方のシフトができずに、子供が病気になってしまったり、反発して非行に走ったりしてしまうこともあると思われます。
頭が固く、環境の変化に柔軟に適応できない人たちが、間違った方向に進んでしまっているのではと思います。
時代が変わり、環境も変われば、考え方も変わらなければならないということです。
すでに肩こりになってしまっていて、対処法をお知りになりたい方は、肩こり・首こりのまとめ記事をご覧ください。