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ネットで検索していると、四十肩・五十肩と肩こりは違うものだと書いてあることがよく見られます。
「なるほど、では、全く違った対処をしないといけないな。」と思われる方もいると思いますが、本当でしょうか?
実際の整体の施術と、一般的に言われている理論をもとに、これらの違いについて考えてみます。
四十肩・五十肩と肩こりの違い
四十肩・五十肩は、肩に腕を上げる事が出来なくなるほどの激痛が走る病気ですが、はっきりとした原因は分かっていなとのことです。
肩こりは、筋肉の疲労が原因で、四十肩・五十肩は、肩の周辺に炎症が起こっており、これによって痛みが出ていると言われています。
そのため、これらは、似て非なるものと言われているわけです。
しかし、本当にこれらは全く別物のような扱いをしても良いのでしょうか?
四十肩・五十肩と肩こりの共通点
整体師が肩こりの人の方の体を触ると、やはり、肩の筋肉が固まっている事が確認できます。
一方で、四十肩・五十肩の人の体を触っても、やはり、肩の筋肉が固まっている事が分かります。
整体的に、これらの違いを言うと、肩こりの人の場合は、肩は肩でも、首に近い側の筋肉が緊張し、四十肩・五十肩の場合は、腕側(肩関節の周辺)の筋肉が緊張しているという事です。
整体師が体を触った場合、両者の違いは、固まっている筋肉の場所くらいのものではないかと思います。
炎症は温めたらだめ?
ここで、炎症というのはよく聞く言葉ですが、実際はどのようなものでしょうか?
簡単に言うと、赤くなったり、はれたり、熱くなったり、痛みが出たりしている状態という事です。
そして、この場合は、一般的には、「温めてはだめ。冷やしましょう。」と言われています。
しかし、実際の整体の施術を通して分かる事は、温めながら整体をしていると、炎症による痛みも徐々に緩和していくという事です。
確かに、整体中は、強い痛みを感じる事もありますが、続けていると、痛みが治まってきます。
そのため、「炎症は温めてはいけない。冷やしましょう。」という理屈自体が良く分からないと思います。
技術力の高い整体師は、基本的に、冷やすことはNGだと思っているのではと思います。
自分自身が身につけている整体法でも、冷やした方が良いという事は言われていませんでした。
結果の出せる整体師は、経験的に分かっているのではないかと思います。
四十肩・五十肩も筋肉を緩める事が大切
肩こりは、筋肉の緊張から来ていると考えられますから、筋肉を緩める事が大切だと分かります。
しかし、四十肩・五十肩も、肩こりとは別物で、炎症が起きているのだと言われますが、こちらも筋肉を緩めて、血流を改善する事で、痛みが引いていきます。
つまり、痛みの直接的な原因は違っていたとしても、対処法には、大差はないと考えられるわけです。
どちらも血流を改善する事が痛みを取り除くためには必要と考えられるためです。
では、冷やした場合はどういう事になるでしょうか?
血流を悪化させるという事になりますから、筋肉の緊張を一層強めてしまう事になるかもしれません。
体の状態を悪くすることにもつながるとは考えられないでしょうか?
全く見当はずれの事をしてないでしょうか?
四十肩・五十肩と言えば、半年はかかるだの、1年以上かかる事もあるだのと言われていますが、本当にそうでしょうか?
結局は、筋肉の緊張を取り、血流を改善する事で、痛みの緩和につながるのではと思います。
そうであれば、肩こりと対処法はさほど変わらないと言えるのではと思います。
治療に通っているが思うように改善しないと思われている方、一度、対処法を検討してみてはいかがでしょうか?
四十肩・五十肩の対処法をより詳しくお知りになりたい方は、四十肩・五十肩のまとめ記事をご覧ください。