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首に痛みが出たり、手に痛みやしびれなどが出たりした時に、首に原因がある場合は、首を牽引する事があると思いますが、なかなか効果を感じられない事が多いようです。
その場合は、「本当に効いているんだろうか?」とか、「いつまで続ければいいんだろうか?」といった疑問が出てくるものだと思います。
では、なぜこのような事態になっているのでしょうか?
それを知るために、首の牽引は、整体的に見ると、どのような意味があるのかについて解説してみようと思います。
なぜ牽引?
まず初めに、首に問題があるからと言って、なぜ首を引っ張らないといけないかについて考えてみたいと思います。
下図をご覧ください。
神経は、脳から出て、背骨の中を通って、首から出て、肩を通り、手まで伸びています。
そのため、首の骨に問題が起これば、神経を刺激し、首、肩、手などに痛みやしびれなどの症状が起こる事になります。
上図は、人間の骨格模型ですが、首の神経は、骨の隙間から出ている事が分かります。
ここで、首に、頭を下に押さえる方向に圧がかかった場合はどうでしょうか?
神経が圧迫されて刺激を受ける原因になるという事が分かるのではないかと思います。
そのため、頭を上に引っ張るような牽引が、効果があるのではと考えられるわけです。
原理を知れば、やっている事は、なんてことはないと思われるのではないかと思います。
なぜ牽引してもなかなか改善しないの?
理屈は正しいように思われますが、なぜ、牽引に通っていても、いつまでも改善が見られなかったりするのでしょうか?
これまでは、骨格と神経のみを考えてきました。
しかし、人間の体は、骨格と神経だけでできているでしょうか?
下図のように、筋肉があると思います。
ここで、筋肉の性質について考えてみると、筋肉は、緊張すると収縮します。
筋肉が縮むことによって、骨格を引っ張り、人間の体を動かしている事になります。
しかし、縮んだままになったらどうでしょうか?
骨格を引っ張ったままになってしまいます。
それが、首で起こればどうなるでしょうか?
首に、縦方向の圧力がかかるという事がわかると思います。
であれば、筋肉が縮んだままで、頭を上に引っ張ったとしたらどうでしょうか?
牽引する⇒筋肉が骨格を引っ張って元に戻る⇒牽引する⇒筋肉が骨格を引っ張って元に戻る⇒・・・
これの繰り返しをするという事が分かると思います。
こう考えれば、首を引っ張っただけではいけないという事が分かると思います。
筋肉・筋膜を考慮する必要がある
筋肉の緊張が問題だと分かりましたから、牽引のみでなく、筋肉を緩めるという事が必要になるという事です。
そうしなければ、改善しないのも無理はないと思われると思います。
そして、もう一つ考慮する必要があるのが、筋膜の癒着です。
筋膜とは、筋肉を覆っている膜になりますが、これが癒着する事で、コリの原因になり、首の動きを悪くします。
これも、原理的には、筋肉の緊張と同じように考えれば良いと思います。
原理が分かれば対処法が分かる
いかがでしたでしょうか?
理屈が分かると、何をやっているのか、なぜ、いつまでたっても改善しているように思われないのかが見えてくると思います。
ある病院のホームページで拝見したのですが、お医者さんの中には、ヘルニアに対して、牽引は効果がないからやらないと言っている方もいらっしゃるようです。
専門家の中にも、効果に疑問を感じている方がいらっしゃるのだろうと思います。
ちなみに、筋肉を緩める事、筋膜の癒着を取る事、骨格を整える事などは、きちんとした技術力のある整体師であれば、当たり前にやっている事です。
そう考えれば、どのような事が言えるのかは判断できると思います。
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