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腰痛、肩こり、膝痛、股関節痛など、様々な体の痛み、その他の不調で、病院や整骨院、整体院、鍼灸院などに通っているが、一向に治る気配がないと、「なぜ治らないんだ?」と疑問が出てきて、さらには「本当に治るのか?」と疑心暗鬼になり、最終的には、「自分の体の痛みは治らないのだ。」とあきらめの気持ちも出てくるものだと思います。
こういった場合、ただ単に、技術力がないところに行っているだけの事もありますが、技術力の高い整体師であっても、確かに改善に時間がかかるケースというのはあります。
仕事がハードすぎるなど、生活習慣に問題がある場合は、改善しにくかったりします。
しかし、意外に思われるかもしれませんが、ストレスが少ない人の中にも改善が遅いと思われる人がいます。
なぜそのような事になると思われますか?
ストレスは健康にとって大切な要素
何事も極端な例を考えてみると分かりやすいと思います。
例えば、ストレスが極端に少ないというのは、どのような状態が考えられるでしょうか?
一日中家の中にいて、何もせずにゴロゴロとしている状態などが浮かぶと思います。
過剰なストレスが病気の原因になると言われることが多いと思いますから、このような状態は、「それほど体に悪くはないのではないか?」と思われるかもしれません。
しかし、整体をしていると、こういった、ストレスが少ない人も、改善しにくいという事が分かってきます。
では、その理由にはどのような事があるでしょうか?
ストレスが少ない人が改善しにくい理由
筋肉量が少ない
家にこもりがちで、あまり体を動かさないでいると、筋肉量も減少してきます。
「そのことと改善しにくいのと、どのような関係があるのか?」と思われるかもしれませんが、筋肉量が少ないと、血流も悪くなってしまいます。
筋肉が、ポンプのような働きをして、血行を良くする作用があるためです。
そのため、運動量が少ない、ストレスが極端に少ない人というのは、血流が悪く、整体をしていても、改善しにくい傾向にあると言えるわけです。
自律神経のバランスが悪い
自律神経は、活動しているときに優位になる交感神経と、休息しているときに優位になる副交感神経からなります。
この場合も、ストレス過剰になり、交感神経が優位になることで、体を崩すと言われる事が多いと思いますから、副交感神経が優位になるようにした方が良いと思われるかもしれませんが、やはり、副交感神経が優位過ぎても体には毒になります。
交感神経が優位になれば、血管が収縮し、副交感神経が優位になれば、血管が拡張しますが、これも、バランスが取れることで、血流が良くなるという事が分かると思います。
血管が拡張しっぱなしでは良くないと言えると思います。
血流だけを考えても、バランスが取れているという事が重要であるという事が分かります。
ストレスが少なすぎる人の体の特徴
しっかりとした技術力のある整体師であれば、体の状態と症状の相関関係が分かります。
体の状態を改善し、症状を好転させる能力を持っていためです。
そして、そういった整体師からすれば、ストレスが少ない人の体が変化しにくい事、症状が改善しにくいという事が分かります。
体の状態を見ると、筋肉が少なく、弾力のない、ぶよぶよとした体になっている事が確認できます。
運動量の少ない女性やお年寄りなどに多く見られる特徴ですが、若い男性でも、極端にストレスがない人の中には、同じような特徴の人がいます。
そして、体を崩しているわけですから、どこかに異常があるわけですが、例えば、痛みなどの不調がある部分だけ、筋肉が固まっていたりします。
筋肉というより、コリになっているわけです。
そのため、この部分の血流も悪くなり、栄養がしっかりと行き届いていない状態になっています。
まとめ
整体を受けていても、なかなか治らないと不安になるかもしれませんが、その場合は、まずは整体師の技術力を疑ってみる事ではないかと思います。
しっかりとした技術力のある整体師はほとんどいないためです。
そして、もし、技術のある整体師であった場合、時間がかかってしまうのは、お客さん側の問題である場合も当然あります。
その時に、この記事を参考に生活習慣を見直してみてはいかがかと思います。
もし仮に、生活習慣の原因が大きい場合は、運よく整体で改善しても、その後、再発しないとも限りません。
意外に思われるかもしれませんが、ストレス過剰は問題ですが、ストレスが少なすぎるのも問題です。
やはり、社会参加をして、適度なストレスを受け続ける事は健康を維持する上で大切な事なのだろうと思います。