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最近は、スピリチュアル系の整体師、ヒーラーなどの施術家も増えているように思います。
体の不調がどこに行っても改善が見られないと、わらにもすがる気持ちになり、スピリチュアル(霊的)な事へ関心を向ける人も出てくるのではないかと思います。
しかし、こういった世界に関心がある方は、どのくらい信頼できるものでしょうか?
実際にあった話を紹介します。
霊能者の整体師
当院に来院された方には、色々な事を試されても、なかなか症状が治まらなかったために、霊能力がある整体師の施術を受けたことがあったという人もいました。
霊能者と言われると、凡人には分からないようなことも見通せてしまうという事から、何か、奇跡的な能力を持っており、自分の体の不調も治してくれるのではないかと期待も膨らむものかもしれません。
しかし、その整体師の施術を受けても、特に改善はしなかったということでした。
当然ですが、霊能力などが強い事と、整体の技術力は全く別物です。
そもそも能力の種類自体が違うからです。
自分の知人にも、霊能者と言われる人がいますが、特に人を癒す能力が高いというわけではありません。
お坊さんのお祓い
人の声が聞こえないくらいの強烈な耳鳴りがあるが、どこに行っても改善されず、最終的にお寺のお祓いを受けたという方もいました。
料金は、大分高額だったと思いますが、結果はどうだったでしょうか?
不思議な事ですが、少し効いていたという事でした。
では、通うほどに良くなっていったかと言えば、そういうわけではなく、受けて少しの間は良いが、またもとに戻ってしまったとのこと。
結局、通い続けていれば、大金を貢ぐ事になるだけだと思い、途中で断念したという事でした。
多少なりとも効いたという事であれば、それなりの能力があったのかもしれませんが、料金が高額だったことを考えると、あまり良いものではなかったかもしれません。
わらにもすがる気持ちになれば、最終的には、お祓いなどにも頼ってしまうものかもしれませが、そこにはやはり、能力の高低があるのだろうと考えられます。
人間には肉体がある
気など、見えないものは存在しないと思われるでしょうか?
見えないものは怪しいと考えがちかもしれませんが、宇宙に存在するものの中で、人間の五感で感知できるものなどほんの一部です。
見えないからと言って存在しないとは言い切れないわけです。
東洋医学では、気の流れなども考慮しますが、西洋医学の病院でも、現在では、当たり前に漢方を利用しますし、鍼治療を利用している所もあります。
それだけ、気の存在も認められるようになってきたのだろうと思います。
しかし、確実に分かっている事として、人間の体は肉体でできているという事があります。
もし、その中に、気が流れていて、人間の健康に何らかの影響を与えているとしても、それが肉体にどのくらい影響を与えているかを考える必要があります。
分かりやすい例として、手を深く切断してしまったとします。
それに念を送っただけで、傷がふさがってしまうでしょうか?
その場合は、外科的な手術で、傷口を縫ってしまった方が早くて確実に治ると思います。
つまり、仮に、健康に対して、気の流れが重要だったとしても、肉体面への働きかけも重要になるのではないかと考えられます。
現在の科学で解明されていないような力を持っていたとしても、それだけで万能になるわけではないということでしょうか。
筋肉や骨格のバランス、食事、運動、睡眠、休養、思考習慣、そして、気の流れなど、様々な要素を考慮しないと、本物の技術は身につかないと言えるのではないかと思います。
不思議な世界の話だけではだめかもしれません。