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お子さんが不登校(引きこもり)になり、悩まれている親御さんも多いと思いますが、なかなか適切な対応が出来ていないことが多くあるように思います。
子供は、コミュニケーションが十分に取れないために、対応が難しい面もあると思いますが、それに対する、カウンセラーなどの対応も、まだ十分に確立していないという事もあると思います。
整体師として活動する中で、不登校(引きこもり)になっているお子さんを施術する事もありますので、対応の仕方について自分なりにまとめてみます。
無理やり学校に引っ張っていく親
学校に行かないからと言って、無理やり車に乗せて、学校に連れていき、学校側は学校側で、グランドで先生が待機しており、子供を引っ張って教室まで連れていくような事をしている事もあるようです。
それによって、子供はトラウマになり、さらに悪化させてしまうという事もあります。
子供も表現が不十分とはいえ、何らかの理由があって、不登校になっていると考えられますから、それをクリアにする事が重要であると思います。
では、具体的にどうすれば良いか、この点もなかなか選択が難しい面があると思いますが、健康面に着目して考えます。
健康に問題がない場合
不登校になった場合、やはり、専門家のカウンセリングを受けるのが重要と思います。
現在はスクールカウンセラーがいらっしゃると思いますから、まずは相談してみる事だと思います。
不登校の期間が短いほど、復帰も早いと思いますので、なるべく早めの対応が必要と思います。
ただ、日本では、カウンセリング自体は、それほど普及していませんから、カウンセリングの質もカウンセラーによって全く異なるのではないかと思います。
実績のあるカウンセラー自体、それほど多くはいないのではないでしょうか?
良いカウンセラーを探すことも重要ではないかと思います。
体に不調がある場合
子供はコミュニケーション能力が不十分で、自分の思いを適切に伝えられないため、体に不調があったとしても、なかなか親に話をしなかったりします。
また、起立性調節障害などの自律神経失調症による、倦怠感や頭痛、吐き気、朝起きれないなどの症状がある場合は、周りも皆きついのだと思っている子供もいます。
そして、そのまま無理を続けて悪化させ、学校に行けなくなった段階で、親も異常に気付き、ようやく医療機関に相談する事となります。
しかし、これと言って、有効な対処法がないために、「本人を否定せず、見守りましょう。」などという話になったりしますが、そのまま放置しておくと、何年も治らずに、通信制高校に通わざるを得なくなるなど、将来を左右するくらいに、闘病生活が長引いてしまったりします。
スクールカウンセラーなどに相談したとしても、やはり、基本的には、一般的に言われている事を言われると思いますので、「本人は怠けているわけではありません。体調を崩しているわけですから、ゆっくり見守りましょう。」などという話になります。
この場合は、薬以外の対処法を検討する必要があるのではと思います。
現在は、自律神経失調症は、首こりを解消する事で、改善すると言われていますから、きちんとした技術力のある整体師を探すことが重要になってくるのではないかと思います。
エビデンスについては、東京脳神経センター理事長・脳神経外科医の松井孝嘉氏の書籍をご参考にして頂けたらと思います。
大切なのはつながり
もし、体のどこにも不調がなく、人間関係の問題から不登校(引きこもり)になっているのであれば、整体師などでは対処できないだろうと思われます。
不登校(引きこもり)を専門にしているカウンセラーなどに相談する事が必要ではないでしょうか?
しかし、自律神経失調症などの問題の場合、有効な薬などもないのが現状です。
そのため、何年も体調が治らずに、不登校になっている子供が大勢いるわけです。
首こりが原因であれば、整体が必要になりますが、なかなかきちんとした技術のある整体にたどり着いていない事がほとんどだと思います。
そのことを考えれば、西洋医学、東洋医学、民間療法などの垣根を越えて、協力し合う体制づくりが求められているのではないでしょうか?