
「定年を迎えたが、将来のことを考えると不安で仕方ない…」
「病院で薬をもらったのに、症状が良くならない…」
「うつうつとした気分が一日中続いて、仕事にも集中できない…」
福岡県太宰府市からお越しいただいた60歳の男性。人生の節目である「定年」や、ご家族の病気といった大きなストレスがきっかけで発症した、深刻な不安や身体症状に悩まされていました。
これは、病院の薬物治療でも改善が見られなかった方が、当院の整体で体の根本原因にアプローチし、睡眠や視界に「回復の兆し」を見出した、非常に重要な記録です。
お客様について:太宰府市在住・60歳男性
- お住まい: 福岡県太宰府市
- 年代・性別: 60歳・男性
- ご職業: 会社員
- 主なお悩み: 不安障害、吐き気、息苦しさ、憂うつ、不安、焦燥感、イライラ、動悸
これまでの経緯
2022年10月頃、「退職したらどうしよう」「奥様の病気(ガン)の不安」といったストレスが重なり、やたらと悲しくて涙が出るように。当初は不調な時間が短かったものの、徐々に悪化。
2023年5月頃から心療内科に通い始め、抗うつ薬を飲みだしましたが、症状は改善せず、ついには一日中症状が出ている状態になってしまいました。その後、別の抗うつ薬を追加・増量したことで「むかつきがない時間」が少し出てきたものの、ご本人としては「20%くらい軽くなる感じ」と、根本的な改善には至っていませんでした。
60歳で定年後も、同じ職場で責任ある仕事を続けていましたが、症状の悪化でついに休職。毎日、うつうつとした気分が続き、吐き気、息苦しさ、不安、焦燥感、イライラ、動悸が一日中続くという、非常につらい状態でした。
施術による変化:症状の波と、確かな「回復の兆し」
長年のストレスと、薬を飲んでも症状が続いていたという複雑な背景があり、施術による変化にも「波」が見られました。
- 施術2回目(初回から3日後): 「胃の不快感が一番気になる。緊張感のようなものが腹からこみ上げてくる」と、強い不安感を訴えられていました。
- 施術3回目(初回から6日後): 「波がある。今日はあまり良くない」としつつも、「10/25, 26は少し良かった。孫と遊んでまぎれたかも」と、良い時間帯も出始めていました。
- 施術4回目(初回から10日後): ここで明確な変化が。「今日は久しぶりに良く寝た」とのご報告。それまでは夜中に2〜3回起き、早朝3〜4時から眠れずに起きていたのが、この日はぐっすり眠れたとのこと。また、昨日、一昨日はほぼ不調を感じなかったとのこと。
- 施術5回目(初回から約2週間後): 再び「胃のむかむかが治まらない」と、症状の波が出現。しかし、他の症状は若干良いのではとのこと。
- 施術6回目(初回から約2週間半後): 「11/7(昨日)はすごく良かった。朝、歩いているとき、目のくもりが取れた感じだった」と、睡眠に続き、視界にも具体的な改善を実感。「今日は昨日の8割くらい」と波はあるものの、この時点で、憂うつ感は4~5割、動悸・息苦しさ・不安・焦燥感・イライラは5割、吐き気は6割程度まで軽減していることが確認できました。
(※その後、ご本人の都合で通院は中断となっています)
※ 体の状態の変化には個人差があり、効果を保証するものではありません。
【解説】なぜ「薬で改善しなかった」症状に、変化の兆しが見えたのか
この症例は、「なぜ薬だけでは改善しなかったのか」そして「なぜ整体で『睡眠』や『目のくもり』といった身体症状から変化が始まったのか」を示す、非常に重要な記録です。
まず、当整体は、不安障害という病気そのものを直接的に改善するものではありません。
「定年への不安」「ご家族への心配」「仕事の責任」…これら強大な精神的ストレスは、ご本人が自覚する以上に、「首」を中心とした全身の筋肉・筋膜をガチガチに緊張させていました。この「体の緊張」こそが、自律神経の司令塔に影響を及ぼし、体を常に「戦闘モード(交感神経優位)」にしていた根本原因であると思われます。

心療内科の薬は、脳内の伝達物質に作用し「気分(憂うつ)」を和らげる助けにはなりますが、根本原因である「体(特に首周り)の緊張」を直接緩めるものではありません。緊張した体が土台にあるままでは、薬の効果も限定的であったり、不調が続いていた可能性も考えられます。
また、脳内の神経伝達物質の材料もしっかりと運ばれなかったのではないかと当院では考えています。

当院の施術では、この大元である「体の深い緊張」にアプローチしました。症状に波はありましたが、体の緊張が解放され始めたことで、自律神経の「戦闘モード(交感神経優位)」と「リラックスモード(副交感神経)」が適切に切り替わる瞬間が生まれました。その結果が、`施術4回目`の「久しぶりに良く寝た」であり、`施術6回目`の「目のくもりが取れた」という、身体的な回復の兆しであると考えられます。
まとめ:太宰府市で、定年期の不安や薬の効き目に悩むあなたへ
この症例は、たとえ60代であっても、深刻な不安障害に悩み、病院の薬を飲んでも改善が見られないと感じていても、決して諦める必要はないことを示しています。
その不調、「心」だけの問題ではなく、薬では解決できない「体の緊張」と「自律神経の乱れ」にあるかもしれません。
もしあなたが太宰府市やその周辺で、この方と同じように出口の見えない不調に悩み、「どこに行けば良いかわからない」と途方に暮れているのなら、ぜひ一度、当院にご相談ください。
その「目のくもり」が晴れるような、回復への第一歩を一緒に踏み出しましょう。
関連ページ・ご案内
当整体の技術力については、「論より証拠」で実際の口コミ、施術記録からご判断ください。

