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子供と言えば、体は柔軟で、自然治癒力も高いですので、肩こりや腰痛などに悩まされている人も少ないという印象があるかもしれませんが、子供のころに腰痛を発症したと言う人もいます。
そして、その頃からすでに痛み止めを飲んでいたりします。
かなり不健康な生活だと思われますが、なぜこのような事態になるのか、整体師の視点から考えてみます。
腰痛の原因
腰痛の原因は、病院の画像検査で異常が見当たらなければ、骨格などではなく、画像には映らない部分に原因があると考えられます。
そして、腰痛の大部分は、画像では異常が見つからないようです。
この場合は、西洋医学的には、現時点では、「原因不明」となっているようです。
整体師からすれば、筋肉の緊張を取ることで、症状が改善する事が多くありますから、多くは、筋肉の緊張からきていると考えられます。
子供の腰痛
子供は腰痛などになりにくいと思われると思いますが、実際になりにくいと思います。
やはり、体質的な所が大きいと思います。
逆に、お年寄りなどは腰痛を発症しやすいと思いますが、子供とは真逆で、体に柔軟性がなくなり、筋肉などが固まりやすくなっているためです。
ではなぜ、本来なら腰痛になりにくい子供が腰痛を発症してしまうのかと言う話になると思いますが、体質以外の部分で、腰痛になりやすい要素が積み重なってしまったからだと思われます。
原因となる要素
腰痛になりやすい要素にはどのようなものがあると考えられるでしょうか?
以下に原因となりうるものをいくつか上げてみます。
- 偏食
- 運動不足
- 睡眠不足
- ストレス
- 姿勢
基本的なことで、改めて解説する必要もないかもしれません。
これらの事は、腰痛に限らず、あらゆる病気の原因になるものだと考えられます。
たとえ、若くて自然治癒力が高い傾向にあるとしても、ジャンクフードばかり食べ、運動は全くせず、睡眠時間も足りず、勉強や人間関係などでストレスをため込み、いつも猫背の状態で机に向かっていたとしたら、腰痛を発症してもおかしくないのではないかと思います。
もし、子供にも関わらず、腰痛を発症してしまったとしたら、こういった自然治癒力を低下させる様々な要素が重なってしまったと考えられるのではないかと思います。
されど子供は子供
たとえ悪い要素が重なって、腰痛になったとしても、子供は子供です。
90代の高齢者とは違って、自然治癒力は高いことには変わりないと考えられます。
また、病気の期間もそれほど長くはないわけです。
90代のお年寄りで、何十年もの間腰痛と付き合っているなどと言う事はないわけですから。
つまり、少し手を加えてやれば、比較的容易に改善できる可能性もあると考えられます。
整体をしていても、やはり子供の改善する早さは大人よりもかなり早い傾向にあります。
ではなぜ、子供のころから、大人になるまで、腰痛が治らないまま腰痛持ちの状態になっているのかという話になると思いますが、簡単な話で、改善することなくそのままにしているからです。
腰痛が増える理由
子供の時に腰痛を発症し、大人になるまで、何十年も腰痛の状態のまま過ごしている人がいて、そのような人が、多くいるとしたら、当然、腰痛人口は増えると思います。
5人に1人は腰痛を抱えていると言われているようですが、なぜそれほど多いのかと言えば、その理由もなんとなく見えてきたのではないかと思います。
単に治せないので、そのまま放置しているだけの人が大勢いらっしゃるという事です。
繰り返しになりますが、子供は自然治癒力が高く改善しやすいです。
整体師の技術力はピンキリですが、それほど技術力がなかったとしても子供くらいであれば、改善させられる技術を持っている整体師もいるのではないかと思います。
きちんとした対処をする事、一言で言えば、これに尽きると思います。
腰痛は整体的にはどのように対処すれば良いかお知りになりたい方は、腰痛のまとめ記事もご覧ください。