姿勢の悪さも坐骨神経痛の原因に  

坐骨神経痛で足を押さえる女性

坐骨神経痛がなかなか改善せずにお困りの方も多いと思いますが、そもそもなぜ、坐骨神経痛になってしまったのでしょうか?

なってしまったのに、今更原因を考えても仕方ないと思われるかもしれませんが、原因を知る事が、これ以上悪化させない事につながったり、改善した後の、再発防止につながったりします。

ここでは特に、坐骨神経痛の原因の一つと考えられる、姿勢について考えてみます。

 

そもそも坐骨神経痛の原因は何?

 

坐骨神経は腰からお尻を通って、足まで伸びている大きな神経になります。

そのため、腰の部分に筋肉の緊張があったり、骨格が歪んだりすることで、坐骨神経を刺激すれば、お尻や足に痛みやしびれなどが出てくることになります。

 

なぜ姿勢が坐骨神経痛の原因になるのか?

痛という文字を虫眼鏡で拡大する様子

坐骨神経痛の原因が、筋肉の緊張や骨格の歪みにあると言いましたが、そうであるとするなら、姿勢が悪くなることで、骨格が歪むと思いますし、骨格が歪めば、傾いた体を支えるために、筋肉も緊張してしまうと考えられると思います。

 

坐骨神経痛の原因となる姿勢

 

では、具体的にどのような姿勢が坐骨神経痛の原因になっていると考えらえるでしょうか?

 

猫背

猫背

最近は猫背になる人も増えているのではないかと思います。

昔は、姿勢を正しくするように、子供のころから注意されていた人もいたと思いますが、最近はそのような事も少なくなってきたのではないかと思います。

姿勢に関しては、本人が常日頃から意識しておくことが最も重要です。

また、パソコンやスマートフォンが普及したのも大きいと思います。

パソコンなどを操作していると、どうしても手を前に出しますから、肩が前に行く形となりますし、画面をのぞき込む形になりますから、前傾姿勢になりやすくなります。

こういったときほど、意識して姿勢を正しておく必要があります。

 

骨盤の後傾

後傾した骨盤

これは、猫背とも重なるかもしれませんが、骨盤が後ろに傾いてしまうと、体を支えるために、腰の筋肉を緊張させる必要がありますから、腰の筋肉の緊張が慢性化し、腰痛の原因につながります。

 

背骨(骨盤)の左右方向の歪み

横座りをしている女性

背骨が左右方向に歪むということも考えられると思います。

これはどのようなときが考えられるでしょうか?

例えば、横座りをしているときはどうでしょうか?

腰や背中が横に歪むのではないかと思います。

カバンを左右のどちらかの肩ばかりにかけている場合はどうでしょうか?

このような時も、どちらかの肩が下がり、背骨の歪みにつながると考えられると思います。

他にはどのようなことが考えられるでしょう?

例えば、足を痛めた場合はどうでしょうか?

足の痛みをかばうことで、背骨が歪んでいくことが想像できると思います。

そのため、体の一部を悪くしただけでも、体全体の痛みにつながっていき、それがもとで、お年寄りなどは、歩けなくなり、どんどん体が衰弱していったりするわけです。

 

背骨のねじれ

テレビを見ながらくつろぐ女性

前や横方向の歪み以外には、どのような歪みが考えらえるかと言えば、背骨がねじれる方向の歪みが考えられると思います。

この場合は、どのような状況が考えられるでしょうか?

例えば、テレビなどが自分の正面ではなく、横側にあるなどすれば、背骨もねじれた状態になると思います。

また、仕事やスポーツなどで、体をねじる動きをする人などもねじれ方向に歪んでくる可能性があると思われます。

そして、例えば、体を右側にねじる動きばかりをしていて、右側にねじるための筋肉だけが緊張してしまったとしたらどうでしょうか?

右側にねじれた状態で固まってしまうと考えられると思います。

そうなれば、腰の筋肉の緊張や骨格の歪みの原因になると考えられるわけです。

 

まとめ

黒板に書かれたまとめの文字

坐骨神経痛の原因となる姿勢や背骨の歪みには様々なものがあるということが理解できたと思います。

健康にとって必要なものには、食事、運動、睡眠、休養、考え方などがあると思いますが、整体的には、この中に姿勢を追加する必要があると思います。

姿勢の悪さからくる骨格の歪み、筋肉の緊張は、自然治癒力を低下させ、様々な病気や症状の原因となります。

坐骨神経痛についても然りです。

坐骨神経痛の予防、再発防止のために、姿勢も意識されてはいかがかと思います。

坐骨神経痛は、整体ではどのように対処すれば良いかをお知りになりたい方は、坐骨神経痛のまとめ記事もご覧ください。