
「手術は無事に終わったはずなのに、前より体調が悪くなった…」
「ホルモン治療を始めてから、眠れなくなって、不安で仕方ない…」
「薬はあまり飲みたくないけど、他にどうすればいいのか分からない…」
婦人科系の手術やホルモン治療は、女性の体に大きな変化をもたらします。その影響で、これまで経験したことのないような心身の不調に悩まされる方は少なくありません。糟屋郡篠栗町からお越しいただいた50代の女性も、まさにそのような苦しみの中にいらっしゃいました。
これは、手術とホルモン治療をきっかけに深刻化した長年の不眠や不安が、薬に頼らず、体の根本にアプローチすることで、どのように改善していったかを示す、希望の記録です。
お客様について:糟屋郡篠栗町在住・56歳女性
- お住まい: 福岡県糟屋郡篠栗町
- 年代・性別: 56歳・女性
- ご職業: 無職
- 主なお悩み: 不安、焦燥感、倦怠感、不眠(30代後半から)、無気力、イライラ、動悸、足の冷え、めまい、目のかすみ、首こり、肩こり、股関節痛、腰痛など全身の多様な症状
これまでの経緯
30代後半から不眠の傾向はあったものの、本格的に体調が悪化したのは、婦人科系の手術とホルモン治療がきっかけでした。42歳で右卵巣、46歳で子宮と左卵巣を摘出。その後のホルモン治療で体重が増加し、体の動きも鈍くなり、心身の不調が深刻化していきました。
将来や家族のことへの不安感が常にあり、家の中にいても息苦しくなったり、焦燥感に駆られて窓を開けずにはいられないことも。車に乗っている時の圧迫感で息苦しくなった経験も数回あり、「また発作が起きるのでは」という予期不安も抱えていました。寝つきが悪く、眠るまでに3時間ほどかかり、日中は疲れやすさや無気力感、イライラが毎日続く状態。胸焼け(十二指腸潰瘍の既往あり)や動悸、冷え、めまい、こり、痛みなど、全身に様々な症状が現れていました。
2021年の春から秋にかけて心療内科に通院し、「過呼吸」と診断され、リーゼ(抗不安薬)、レンドルミン(睡眠薬)、ソラナックス(抗不安薬・頓服)を処方されましたが、レンドルミンは効果を感じず中止。薬を飲み続けることに抵抗があり、医師の指示(半年間の服用)を待たずに、ご自身の判断で徐々に減薬されていました。体調が悪く、パートのお仕事も休職されていました。
施術による変化:波はありつつも、着実に改善へ
長年の不調と手術・ホルモン治療の影響がありましたが、施術を重ねるごとに確かな変化が見られました。
- 施術2回目(初回から8日後): まず睡眠に改善が。「大事な用事の前など特に眠れなかったが、5〜6時間寝れている」とのこと。めまいも消失。
- 施術3回目(初回から12日後): 「大分昼に動く事が出来て、夜は1時間くらいで寝れるようになった」と、日中の活動量増加と入眠時間の短縮が見られました。
- 施術5回目(初回から約3週間後): 精神面に変化が。「不安な事で頭の中がぐるぐる回るのは良くなってきた」。
- 施術10回目(約1ヶ月半後): この時点で多くの症状が大幅に軽減。特に背中のこり、股関節痛は消失。腰痛は1割程度に、不安・首こり・動悸は2割程度に、イライラ・目のかすみは3割程度に、焦燥感・胸焼けは4割程度にまで緩和しました。
- 施術11回目、12回目(約1ヶ月、約3ヶ月の間隔が空く): ご都合で通院間隔が空きましたが、その間も改善傾向は維持されていました。12回目時点でも、多くの症状が1〜3割程度にまで軽減した状態を保たれており、「症状があまり気にならなくなったので、通院間隔が空いたのかもしれない」と推測されるほど、安定した状態になっていました。(※肩の痛みなど、新たな症状が出ることはありましたが、それも施術後、スーッとしたとその場で改善を実感されていました。)
【解説】なぜ手術・ホルモン治療後の不調が、整体で改善したのか
婦人科系の大きな手術(子宮・卵巣摘出)や、その後のホルモン治療は、女性の体と心に非常に大きな影響を与えます。
手術そのものによる身体的ストレスや、ホルモンバランスの急激な変化は、自律神経の働きを大きく乱す原因となります。
自律神経は、睡眠、呼吸、血圧、体温、消化など、生命維持に不可欠な機能をコントロールしているため、そのバランスが崩れると、不眠、不安、動悸、冷え、消化不良といった、今回の女性が経験されたような全身の多様な不調が現れるのです。
心療内科の薬は、一時的に不安や不眠を抑える助けにはなりますが、根本原因である「自律神経の乱れ」そのものを整えるものではありません。だからこそ、薬への抵抗感を感じたり、根本的な解決に至らないと感じたりする方が多いのです。
当院の施術では、この「自律神経の乱れ」の大元となっている「体の深い緊張(特に首周り)」にアプローチします。30代後半の時点ですでに不眠の症状があったという事ですから、恐らくこの時すでに、首周りの筋肉や筋膜が緊張し、自律神経が乱れた状態になっていたと考えられます。
その状態でさらに、手術やホルモン治療が自律神経の乱れに拍車をかけて様々な症状に繋がったと思われます。
当院では、筋肉・筋膜を丁寧に解放することで、自律神経の司令塔への圧迫を取り除き、本来のバランスを取り戻すお手伝いをします。
体がリラックスできるようになると、寝つきが良くなり、不安感や焦燥感が和らぎ、血行が改善して冷えが軽減するなど、心身両面に良い変化が現れます。通院間隔が空いても改善傾向が維持されていたのは、対症療法ではなく、体の根本からバランスが整い始めていた証拠ではないかと思われます。
まとめ:糟屋郡篠栗町で手術後や更年期様の不調に悩むあなたへ
この症例は、たとえ大きな手術やホルモン治療を経験した後であっても、あるいは長年薬を飲んでいたとしても、体の根本原因にアプローチすれば、心身のバランスを取り戻し、穏やかな日常を取り戻せる可能性があることを示しています。
「手術の後だから仕方ない」「もう年だから…」と諦めかけていた不眠、不安、倦怠感。その原因は、回復可能な「体の緊張」と「自律神経の乱れ」にあるかもしれません。
もしあなたが糟屋郡篠栗町やその周辺で、この方と同じように先の見えない不安を感じているのなら、ぜひ一度、当院にご相談ください。薬だけに頼らない、健やかな未来への一歩をサポートします。
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当院の技術力については、「論より証拠」で、実際の施術記録・口コミからご判断ください。

