
「手術は無事に終わったはずなのに、前より体調が悪くなった気がする…」
「ホルモン治療を始めてから眠れなくなり、不安で落ち着かない…」
「薬は増やしたくないけれど、他にどうしたらいいのか分からない…」
糟屋郡篠栗町から来院された50代の女性は、子宮や卵巣の手術とホルモン治療をきっかけに、不安や不眠、倦怠感など自律神経の乱れと思われる不調が重なり、つらい時期が続いていました。
このページでは、首から腰にかけて続いていたこわばり、とくに首まわりの緊張に整体の視点から目を向けていった経過をもとに、この方がどのような変化を感じていかれたのかを、一つの整体症例としてご紹介します。
▼1分で分かる!実際の症例記録(動画)
目次
お客様について:糟屋郡篠栗町在住・56歳女性
- お住まい: 福岡県糟屋郡篠栗町
- 年代・性別: 56歳・女性
- ご職業: 無職
- 主なお悩み: 不安、焦燥感、倦怠感、不眠(30代後半から)、無気力、イライラ、動悸、足の冷え、めまい、胸焼け、目のかすみ、首こり、肩こり、背中のこり、股関節痛、腰痛など全身の多様な症状
これまでの経緯
30代後半の頃から不眠の傾向はあったものの、本格的に体調が悪化したのは、婦人科系の手術とホルモン治療をきっかけとしてでした。42歳で右卵巣、46歳で子宮と左卵巣を摘出。その後のホルモン治療により体重が増加し、体の動きも鈍くなり、心身の不調が徐々に深刻化していきました。
将来や家族のことへの不安感が常にあり、家の中にいても息苦しさを感じたり、焦燥感に駆られて窓を開けずにはいられないこともありました。車に乗っている時の圧迫感で息苦しくなった経験も数回あり、「また発作が起きるのではないか」という予期不安も抱えておられました。
寝つきが悪く、眠りに入るまでに3時間ほどかかることもあり、日中は疲れやすさや無気力感、イライラが毎日続く状態。胸焼け(十二指腸潰瘍の既往あり)や動悸、冷え、めまい、こり、痛みなど、全身にさまざまな症状が現れていました。
2021年の春から秋にかけて心療内科に通院し、「過呼吸」と伝えられ、リーゼ(抗不安薬)、レンドルミン(睡眠薬)、ソラナックス(抗不安薬・頓服)を処方されました。しかしレンドルミンについては、ご本人として効果をあまり感じられず中止。薬を飲み続けることへの抵抗感もあり、医師の指示(半年間の服用)を待たずに、ご自身の判断で徐々に減薬されていたとのことです。体調不良のため、パートのお仕事も休職されていました。
施術による変化:波はありつつも、着実な変化へ
長年にわたる不調に加え、手術やホルモン治療の影響もある中でのスタートでしたが、白壁整体院で整体施術を重ねていく中で、お体やお気持ちにさまざまな変化が見られました。
- 施術1回目:これまでの経緯について詳しく伺った後、全身を施術しながら状態を確認しました。首から腰まで緊張がありましたが、特に首の後部上方と左右側面に硬い硬結がありました。この日は、首の左側面を中心に、周囲の筋肉や筋膜のこわばりをやさしく緩めていきました。
- 施術2回目(初回から8日後): まず睡眠に変化が出始めました。「大事な用事の前など、特に眠れなかったが、5〜6時間寝られている」とのこと。めまいも気にならなくなっていました。首の後部上方が特に固まっているようでしたので、2回目から8回目まで、この箇所を集中的に緩めました。
- 施術3回目(初回から12日後): 「大分昼に動く事が出来て、夜は1時間くらいで寝られるようになった」と、日中の活動量の増加と入眠までの時間の短縮をご本人が実感されていました。
- 施術5回目(初回から約3週間後): 精神面にも変化が。「不安な事で頭の中がぐるぐる回るのは、良くなってきた」とのことでした。
- 施術9回目:首の左側あたりのこわばりが残っていたため、この回からしばらくは左側を集中的に緩めていきました。
- 施術10回目(約1ヶ月半後): この時点で、多くの症状がご本人の体感として大きく軽くなってきていました。特に背中のこり、股関節痛は気にならない状態に。腰痛は1割程度に、不安・首こり・動悸は2割程度に、イライラ・目のかすみは3割程度に、焦燥感・胸焼けは4割程度に、冷えは6割程度にまで緩和したとお話しくださいました。
- 施術11回目、12回目(約1ヶ月、約3ヶ月の間隔が空く): ご都合で通院間隔が空いた時期もありましたが、その間も比較的良い状態が続いていました。12回目の時点でも、多くの症状が1〜3割程度にまで落ち着いた状態を保たれており、「症状があまり気にならなくなってきたので、通院間隔が空いたのかもしれない」とご本人も振り返っておられました。(※施術12回目には肩の痛みなど新たな症状が出ることもありましたが、それについても背中の左側を集中的に緩めると、施術後に「スーッとした」と、その場で楽になった感覚をお話しくださいました。)
【解説】手術・ホルモン治療後の不調と、自律神経・首の後部上方の緊張について(整体の視点から)
ここからは、整体の視点から今回の不調について補足をしていきます。
婦人科の大きな手術(子宮・卵巣摘出)や、その後のホルモン治療は、女性の体や気持ちにかなりの負担をかけます。
ホルモンバランスの変化そのものが自律神経に影響している可能性もありますが、もう一つ見落とされがちな点として「首周辺の緊張」があります。
この方の場合、首から腰まで全体的に緊張があり、その中でも首の後部上方が特に硬く、左右ともに硬結が触れる状態でした。
首の後部上方や左側面のこわばりを中心に緩めていったところ、睡眠や不安感、その他の様々な不調に変化を感じられていました。
こうした経過からも、首の後部上方や側面の強いこわばりが、自律神経の乱れや不眠などの症状に関係していた可能性があると考えています。
首が硬く緩みにくい状態が続くと、頭に向かう血流や神経の働きに負担がかかりやすくなります。
その結果として、眠りに入りにくい、常に不安や焦燥感がある、動悸や冷え、めまいなどが出やすくなる方もいらっしゃいます。
実際、この方も30代後半の時点で不眠の傾向がありましたので、その頃にはすでに首周りの筋肉や筋膜の緊張が続き、自律神経が乱れやすい土台ができていた可能性があります。
さらに、手術の際の入院生活も影響しているかもしれません。
横になっている時間が長くなると、動かないことで首周辺の筋肉が固まり、自律神経の働きが乱れやすくなるように感じています。
ホルモンバランスの変化に加えて、こうした「動けない期間の筋肉のこわばり」が重なり、手術後に調子が悪くなる方もいらっしゃる印象です。これは、日々体を触っている整体師の立場だからこそ気づきやすい点かもしれません。
白壁整体院では、首の後部上方など自律神経と関わりが深いと考えられる部位の緊張を、やさしく時間をかけて緩めていくことで、自律神経の司令塔にかかっている負担を少しずつ減らしていくことを目指しています。
体がリラックスしやすい状態になると、寝つきが早くなったり、不安感や焦燥感が前ほど強く出なくなってきたり、血の巡りが良くなることで冷えの感覚が軽くなってくる方もいらっしゃいます。
今回の方も、首の後部上方や側面を中心に緊張をゆるめていく中で、睡眠の時間や質、日中の動きやすさ、気持ちの面に変化を感じていかれました。
通院間隔が空いている時期でも比較的良い状態が続いていたことから、対症的な一時的変化だけでなく、体の深い部分から少しずつバランスが整ってきていた可能性があると考えています。
なお、ここでお伝えしている内容は、当院の整体の視点からみた一つの考え方です。
特定の原因や結果を断定するものではなく、「こうした背景が関わっている可能性もある」という参考として受け取っていただければと思います。
まとめ:糟屋郡篠栗町で手術後や更年期様の不調に悩むあなたへ
この症例は、大きな手術やホルモン治療を経験した後であっても、また長年にわたり薬を服用してきた方であっても、お体の状態を見直し、自律神経と関わる緊張に目を向けていくことで、心身のバランスが少しずつ整っていく方もいらっしゃる、という一例です。
「手術の後だから仕方ない」「もう年だから…」と諦めかけていた不眠や不安、倦怠感。その背景には、回復の余地がある「体の緊張」や「自律神経の乱れ」が関わっている可能性もあります。
もちろん、ここでお伝えした経過はお一人の体験であり、症状の出方や変化の感じ方には個人差があります。また、薬の中止や変更については、ご自身の判断ではなく、主治医の先生と相談のうえで決めていただくことをお勧めします。
もしあなたが糟屋郡篠栗町やその周辺にお住まいで、この方と同じように先の見えない不安を感じているのであれば、お体の面からできるサポートについて、一度ご相談いただければと思います。薬だけに頼るのではなく、からだの状態を整えていくという選択肢もあることを、知っていただけたらうれしいです。
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当院の技術については、「論より証拠」として、実際の施術記録や口コミもあわせてご覧いただき、ご自身で判断材料としていただければ幸いです。

