
不眠症
このようなことでお困りではないでしょうか?
- 夜、布団に入ってもなかなか寝付けない。
- 眠りが浅く朝目が覚めた時すっきりしない。
- 朝早く目が覚めてしまい、その後寝ようとしても眠れない。
- 高齢で副作用の心配があるため、薬をあまり飲まないようにと医師から言われている。
- 睡眠薬を飲んでいるが熟睡できない。
不眠症になると、このような状態になられる方が大勢いらっしゃると思いますが、どうすれば良いのでしょうか?
このページでは、一般的な対処法に加え、整体という異なる視点から、なぜ眠れない体になっているのか、その根本的な原因とアプローチについて、当院の考え方を詳しく解説していきます。
不眠症の原因
考え事があるなどして、一時的に眠れなくなる事は誰にでもある事ですので問題はありません。
しかし、長期間眠れなくなり、日中も眠くなって仕事がはかどらなくなるなど、生活に支障が出る場合は、体調を崩しているとして、何らかの対処が必要になると思います。
原因については、他の病気が原因で眠れなくなっている場合は、その病気の治療が必要になると思います。
それ以外は、やはり、ストレスや偏食、運動不足などの生活習慣が原因になっていると考えられます。
しかし、これくらいの事は常識的に理解されている思いますので、ここでは、整体的に見た不眠症の原因について、整体師の立場から解説します。
不眠症は首こりが原因か?

整体師は、多くの人を施術していると、様々な症状をお持ちの方の体の特徴が見えてきます。
整体とは、主に「筋肉を緩め骨格のバランスを整え、血流、リンパの流れ、神経の伝達を促進する事で自然治癒力を高める事」が目的になります。
そのような観点から他人の体を施術しているわけですから、例えば腰に痛みがあれば、腰の筋肉が緊張していたり骨格がゆがんでいたりといった具合に、体の状態と症状との間に相関関係が統計的に見えてくるわけです。
では不眠症の人に共通した体の特徴は何かと言えば、首の筋肉の緊張であると思います。
このような話をすると「整体はエビデンスがない。」などと言った声が聞こえてきそうなので、首こりが原因とする根拠については、東京脳神経センター理事長・脳神経外科医の松井孝嘉氏の書籍を参考にしていただけたらと思います。
しかし首こりから不眠症になるメカニズムがはっきり分かっているわけではありません。
「首こりを解消する事で、不眠が改善される事が多くある。」という結果が出ているという事になります。
首こりの解消が不眠症に効果がある理由
医学的にはっきりとした事は分かっていませんが、自分なりに、首こりの解消が、不眠症の改善につながる理由について説明しようと思います。
睡眠に関わりの深いものに、脳内で情報を伝える役割のある、メラトニンという物質があります。
夜になるとセロトニンという物質がメラトニンに変わり、眠気を催す事になります。
不眠という事は夜になってもメラトニンが十分に作られていないと考えられますから、メラトニンを増やす事が出来れば不眠症の改善につながると考えられます。
そしてメラトニンは、セロトニンから作られますから、結局のところ、セロトニンを増やす事が出来れば良いという事になります。
では、どのようにすれば増やせるのでしょうか?
全身のバランスを整える
栄養バランスの良い食事を取る

セロトニンを増やすには、単純に、セロトニンの材料をたくさん採れば良いと考えられると思います。
セロトニンの材料は、トリプトファンというアミノ酸の一種ですが、これが効率よくセロトニンに変わるには、ビタミンB6や炭水化物なども必要になるという事です。
つまり、簡単に言えば、様々な食品を偏食せずに、バランス良く食べれば良いという事になります。
リズム運動

また、トリプトファンをセロトニンに変えるために、一定のリズムで体を動かすことが良いと言われています。
具体的にはウォーキング、ジョギング、自転車や、食べ物を咀嚼するのも効果があるとの事です。
日光を浴びる

お日様の光を浴びる事もセロトニンを作るのには役立つとされています。
屋外で運動すれば、相乗効果が得られるのではないかと考えられます。
屋外での運動をする事で、気分がすっきりする事は経験的に理解されている事ではないかと思います。
朝5分の幸運習慣セロトニン生活のすすめ 有田秀穂
食事・運動・日光だけで不眠が改善できる?
これらは健康の基本として大切ですが、それでも「なかなか眠れるようにならない」という方が多くいらっしゃるのも事実です。
それはなぜでしょうか?
当院では、その背景に「首こり」によって体の機能が低下している状態があると考えています。
不眠症の整体法
では、不眠症には、どのように整体をすれば良いのでしょうか?
大まかな内容をお伝えします。
首こりを改善する事で栄養が脳に行き届くようにする
整体師が不眠症の人の体を触ると、首の筋肉が緊張している事が確認できるとお伝えしましたが、ではこの状態になっているとしたら、どういう事が起こるでしょうか?
首は体と頭をつなぐ通路になっていると思います。
そして筋肉が緊張すると、血管を圧迫して血流が悪くなります。
そうなれば心臓から送り出された血液が、十分に脳に届かなくなると考えられないでしょうか?

血液が十分に脳に行き届いていない状態で、セロトニンの材料をたくさん取ったところで、セロトニンの材料は不十分な状態のままになっていると考えられるのではないかと思います。
こう考えれば、まず、首こりを改善する事が重要という事が分かるのではないでしょうか?
全身のバランスを整える
当院の整体では、必ず全身を施術しますが、なぜでしょうか?
例えば、下図のような姿勢の場合はどうなるでしょうか?

頭の重さを首の筋肉で支えなければならず、首に負担がかかり、首こりが再発するリスクがあるという事が分かると思います。
そのため、全身を施術して、正しい姿勢に矯正するわけです。

図のような状態であれば、首の筋肉に負担がかからず、首こりの再発も防げるという事が分かると思います。

当然、図のように左右方向のゆがみもありますし、回転方向のゆがみもありますから、これらの方向に関しても矯正していく必要があります。
全身の筋肉を緩める
骨格がゆがんでいると言っても、骨が曲がって、ゆがむわけではなく、筋肉が緊張して、骨格を引っ張ってゆがむわけですから、全身の筋肉の緊張を取る必要があります。
全身の筋膜の癒着を取る
筋肉の周囲にある筋膜が癒着する事で、体のバランスが崩れる原因になりますから、筋肉を緩めると同時に、筋膜の癒着を取る必要があります。
整体は重要では?
いかがでしょうか?
不眠症には、首こりの改善が大切である理由が見えてきたのではないかと思います。
そしてそのためには、筋肉の緊張、筋膜の癒着を取り除き骨格を整える事が必要であるため、整体が必要になるという事が分かったのではないかと思います。
自分は、不眠をはじめ、様々な体の不調がなかなか改善されない現状に対して、どうにかならないものかと真剣に考えています。
というのも、自分自身が、体の不調から地獄のような生活を送っていた経験があるためです。
院長は元重度の自律神経失調症患者
申し遅れました。福岡県大野城市で不眠、その他の様々な不調を対象に施術を行っている白壁と申します。
実は、私自身が、自律神経の乱れから来る、思考力の低下、倦怠感、めまい、イライラ、憂うつ感、その他の心身の不調で、長年闘病生活を送っていた時期があります。
大学受験のストレスが要因ですが、それから、地獄のような生活を送っていました。
発症当時は、インターネットなども普及しておらず、病気なのかも分からず、頭がおかしくなってしまったくらいに思っており、家族に打ち明ける事もできませんでした。
運よく東京理科大学に合格し、大学生活に進むことは出来たものの、楽しい学生生活とは無縁の苦しい生活が続きました。
そして、大学3年になり、たまたま目に入った精神科・心療内科の広告から、自分の不調が治療可能なものだと知り、ようやく治療を開始しました。
しかし、1年通院し、そのうち3か月は入院もしましたが、ほとんど何も改善しませんでした。
そこで、自分を苦しみから解放してくれる別の方法がないのかと思い、20か所以上の施術院を渡り歩き、最終的には、精神的な病気に成果を上げている整体師のもとを訪れ、病気を克服する事が出来ました。
そのような経験があればこそ、整体に対する強い思いがあるわけです。
また、病気の苦しみを身をもって深く理解しているために、同じように体の不調で苦しんでいる方の役に立ちたいと強く願っているわけです。
不眠をそのままにしておいても大丈夫ですか?
私たちの健康にとって重要な要素には、どのようなものがあるでしょうか?
食事、運動、睡眠、休養、考え方・・・。
恐らく数ある要素の中でも、上位に睡眠が入ってくると思います。
それほど、質の良い睡眠を取ることは、私たちの健康を維持する上で、最も基本的で重要なことだと言えると思います。
長期間、不眠が続けば、様々な病気の原因に繋がってくると考えられると思います。
不眠をそのままにしておいて大丈夫でしょうか?
施術記録・口コミをご覧下さい
不眠に対する整体の可能性、心身の不調や整体に対する真摯な気持ちはご理解いただけたのではないかと思います。
これまで、多くの方にご満足いただけるだけの技術力を身につける事が出来ました。
結果に関しては、論より証拠で、白壁整体院の実際の施術記録、口コミをご覧いただければと思います。
