起立性調節障害の親の会は行くべき?~意義と改善点

親の会の様子

 

起立性調節障害になると、朝起きれなくなり、不登校、引きこもりになってしまう事もありますから、親御さんの心労も大きいのだろうと思います。

親の会などもあるようですね。

では、この親の会はどのようにとらえれば良いか、これまでの整体師の経験を元に考えてみたいと思います。

 

親の会の意義

勉強会

起立性調節障害は、自律神経失調症の一種ですが、スマホなどの使用が原因の一つになりますから、最近は増えているようです。

しかし、まだまだ起立性調節障害を理解していない先生や親御さんも多く、単に怠けているだけと思っている人もいて、無理やり学校に連れていく事で、状況をさらに悪化させたりしている事もあるようです。

さらには、子供の側も、人生経験、知識が少ないため、病気の事を理解しておらず、「皆同じようにきついのだ。」と思っていたりすることもあります。

そのため、起立性調節障害とは、どういう病気で、どのように子供に接すれば良いかを理解する必要がありますので、起立性調節障害に関する知識を普及することは重要になると考えられます。

その役割を果たすのが、親の会の役割として大きいのではないかと思います。

また、お子さんだけでなく、親御さんもストレスがたまり、大変でしょうから、ストレスのはけ口としても重要と考えられます。

 

親の会の人は病気の事、治療法を本当に理解しているか

疑問に思う女性

ただ、一つ考えていただきたいことがあります。

親の会にいらっしゃるという事は、ある程度の期間、起立性調節障害について学び、それなりに理解がある方達であると考えられますが、そこにいらっしゃるという事は、お子さんが、まだ、体調が改善していなかったり、改善させる方法にたどり着いてない方だったりするのではないかと思います。

もし仮に、改善させる方法を知り、健康を回復していたとしたら、そこには来られていないのではないでしょうか?

もしくは、改善させていたとしたら、その方法を紹介する事、普及する事が、その会の大きな目的の一つになっていると考えられます。

もしそれがないとしたら、適切な対処法を理解されていないと考えられると思います。

 

半年待ちで予約しても何もせずに帰ってきた?

体を虫眼鏡で観察する医師

当院に来られたお客さんの話ですが、起立性調節障害に詳しいお医者さんがいらっしゃるということで、このご時世ですから、患者さんが大勢いらっしゃるのでしょう、半年待ちで遠方まで行ってきたが、検査だけして、治療は何もせずに帰ってきたという事でした。

なぜなら、現在の医学には、自律神経の乱れを根本的に治す、有効な治療法はありませんから、そのような事態になるわけです。

 

整骨院は信用できない?

悪だくみをする人

「起立性調節障害を対象にした整骨院、整体院がありますが、エビデンスがありません。」といった趣旨の話もよく耳にしますが、これについてはどう考えられるでしょうか?

近年は、規制緩和の影響で、整骨院が増えすぎたため、整骨院や整体院の先生も、生き残るために、必死で宣伝活動をされています。

そうなれば、他院との差別化を図る必要が出てきますから、どうしても、誇大広告を出したり、起立性調節障害などの病気に対して広告を出したりすることで、施術対象を拡大しようとするところも出てくるわけです。

そして、中には、高額な施術料を要求するところも出てくる事になります。

これに対して、被害にあわないように、善意から、「エビデンスがないから注意してください。」とおっしゃっているお医者さんもいらっしゃるのかもしれません。

 

中には技術力の高い整体師がいる

自信満々の整体師

しかし、放っておいたら、もしくは、西洋医学では、何年もかかるような症状が、短期間で改善できるような整体があるとしたら、「エビデンスがない。」の一言で済ましてよいものだろうかと思います。

もしそのような整体師が全国各地に育成されたとしたら、病気で不登校になり、長い間苦しい生活を強いられるお子さんも減少するかもしれないと考えたらどうでしょうか?

 

「病気=西洋医学で治すもの」ではない

分からない医師

日本人は、どこか、「病気というものは、西洋医学で治すものだ。」という先入観を持っている人が多いと思いますが、実際は、西洋医学で治らない病気などごまんとあります。

なぜ、そのような先入観を持っているのかと言えば、やはり、政治がそうしているからだと考えられます。

先日、起立性調節障害について、西日本新聞に掲載された記事があったのですが、そこには、当然のように、西洋医学のお医者さんの解説が載っていました。

日本では、「そんなことは、当然だ。お医者さんが病気について正しい、豊富な知識を持っているに決まっているじゃないか。」と思う人が多いと思いますが、実際は、西洋医学は、病気の事など分からない事だらけですし、仮に、整体の方が、比較にならないほどの改善率を出せるとしたら、そのような整体師が解説しても良いとは思われないでしょうか?

「整体師のいう事など信用できない。」と思われるのであれば、整体のエビデンスを調査してみてはいかがでしょうか?

なぜそうならないと思いますか?

 

西洋医学に疑問を感じている人は大勢いる

疑問に思う人たち

実は、西洋医学に限界を感じ、それ以外の療法を見直すべきだと考えている人は、お医者さんを含め、大勢いらっしゃいます。

自分たちが提供しているサービスで、体調が回復しない人が大勢いれば、他の方法を考えるのは当然の事だと考えられます。

そういった方たちの中には、西洋医学とそれ以外の療法を組み合わせた、統合医療を確立すべきと考えている人もいます。

整体の重要性を理解している方も増えてきているようです。

しかし、なかなか、統合医療の普及が進まないわけですが、それも結局は、政治がそうしているわけですし、政治に影響を与えているのが、大企業や一部の富裕層、薬などが消費される事で、利益を得る事が出来る人達です。

そのような視点で考えれば、病気=西洋医学と考える事が、いかに視野が狭く、偏ったとらえ方であるかが分かると思います。

医療というものは、治療という側面と、ビジネスという側面があります。

ビジネスという要素が大きくなり過ぎれば、病気など、減らしたいと思うどころか、どんどん増えてほしいという事にもなります。

増えれば増えるほど、それでお金を得ている人たちは、金銭的に潤うからです。

病気になる基準(薬を服用する基準)を操作して(つまり、政治に働きかけて)意図的に病気を増やし(つまり、健康な人を治療の対象者とし)薬の売り上げを伸ばす事もできますし、日本においては実際に行われています。

 

まとめ

まとめ

話がそれてしまいましたが、親の会に出席してみる事は、病気に対する理解を深めるため、子供との接し方を学ぶためや、ストレスのはけ口としては、有益なのではないかと思います。

しかし、本当に必要な情報である、「では、どうすれば、病気の苦しみを和らげることができるのか?」の答えを得る事が出来るかと言えば、疑問を感じざるを得ません。

親の会の方は、病気で苦しんでいる子供の親であり、当事者であるため、利害関係など全くありませんから、その意味では、良心的に対応していただけると思います。

また、親の会に参加されている方の中には、恐らく、心から、「起立性調節障害、その他の病気がなくなってほしい。」と思われている方が大勢いらっしゃるでしょうから、「起立性調節障害は時間がかかるものだ。温かく見守りましょう。」ではなく、一度、「西洋医学だから治らないのではないのか?」、「整体師の中には、ひょっとすると改善できる人がいるのではないか?」と、先入観を捨てて、発想の転換をしてみてください。

ここで紹介した事を考慮すれば、一方的な思い込みでは、適切な判断ができないことは、良く理解できると思います。

そして、仮に、きちんと改善できる技術のある整体師を見つけたら、整体の重要性を広めていただけたらと思います。

そうすることで、起立性調節障害の増加を抑制する事に繋がると思いますし、さらには、単なる、金儲けのための医療ではなく、病気を根本的に改善させることのできる、本物の医療の確立を早める事に繋がると考えられます。

 

※ 念のためお伝えしておくと、西洋医学を全否定するつもりはありません。ただ、西洋医学を絶対視する事が危険であるという事は、起立性調節障害の件を考えても良く理解できると思います。西洋医学のみに頼る事は、西洋医学を全否定する事と同じように危険であり、偏ったとらえ方だと思います。