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起立性調節障害を発症すると、病院に行ってもなかなか治らないために、カウンセリングを受けてみる人も出てくるようです。
では、起立性調節障害に対するカウンセリングの効果については、どのように考えられるでしょうか?
実際の例を見ながら考えてみたいと思います。
カウンセリングを受けていても特に変化ない
中学生の女の子ですが、血圧を上げる薬(昇圧剤)、睡眠薬、めまいの薬、漢方などを試したが、改善が見られず、カウンセリングを受けているとのことでした。
カウンセラーが言うには、「無理して学校に行かなくてもいいんじゃないか?」とのことですが、本人は学校に行きたい状態で、そういう事が言われるのが嫌で、病院に行きたくない状態になっているとのことでした。
カウンセラーとしては、学校に行かなければならないと考える事が、本人にとってストレスになっているのだから、そういう発想をやめさせて、ストレスから解放させ、自然治癒力を高めたいというのが狙いなのかもしれません。
ちなみに、起立性調節障害の権威というような先生も、親は、本人にストレスをかけないように、指示をせずに、見守りましょうという事をおっしゃっているようです。
分からなくもないですが、見守っているうちに、何年も経過して、どんどん勉強も遅れていき、引きこもり生活を送らざるを得なくなるのもどうなのだろうと思われないでしょうか?
結果はどうかと言えば、何か月もカウンセリングに通っているが、特に症状に変化はないとのことでした。
自律神経失調症の方の例
起立性調節障害とは、自律神経の乱れが原因であり、自律神経失調症の一種という事になりますが、自律神経失調症で、カウンセリングを受けていた人がいました。
8年前に発症し、2年間、薬を飲みながら、カウンセリングに通っていたとのことです。
そこで話していたことは、「(仕事などのやるべき事について、)やりたいと思ってやっているのか、それとも、やらないといけないと思ってやっているのか?」と問われ、「やるべきと思ってやっているが、それは自分にとっては、苦ではない。」などという問答を繰り返してたとのことでした。
やるべきという義務感で決めているのであれば、本人にとってストレスが大きいので、発想を変えた方が良いと言う思いから、そのような問答を繰り返していたのでしょうが、結局、2年通って何も改善していなければ、やはりそのようなところに、問題の本質はないと言わざるを得ないと思います。
もし仮に、何でもやりたいことばかりやっていたのでは、子供と同じではと思います。
ちなみに、この方は、整体によって元気になられました。
つまりは、心、考え方、性格の問題ではなく、肉体の問題であったと言う事が、結果が証明してくれたと言う事になると思います。
何でも心の問題にする危うさ
カウンセリングの問題点を考えてみると、何でも、考え方、性格などの問題になってしまう事ではないかと思います。
例えば、仕事や育児、その他様々な疲労やストレスが蓄積し、肉体に不調が出たために、自律神経失調症になった人がいた場合、何でもかんでも考え方や性格の問題にしてしまって良いのだろうかと思います。
自分自身も、うつ病でカウンセリングを受けたことがありましたが、何も改善したという実感はありませんでした。
入院していた時に、他の患者さんの話も聞きましたが、カウンセラーの方には申し訳でないですが、皆さん口をそろえて、「カウンセリングは意味がない。」と言われていましたが。
そういう方々でも、整体で状態が好転される方がたくさんいらっしゃいます。
そう考えれば、精神の問題ではなく、肉体の問題と言う事が多いとは言えないでしょうか?
カウンセリングで治るのならみんな治っている?
結局は、結果がすべてだと思いますが、もし仮に、カウンセリングで治るのであれば、カウンセリングなどは、西洋医学の範疇なのですから、皆、カウンセリングで治っていると考えられないでしょうか?
日本は、西洋医学が医療の主流になっていますから、体調を崩せば、皆病院に行く事になります。
にもかかわらず、何年も起立性調節障害(自律神経失調症)で苦しんでいる人がごまんといるということは、カウンセリングが、それほど効果がないと言う事を証明していると言えるのではないかと思います。
カウンセリングを否定するような書き方になってしまいましたが、中には(まれに)、考え方や性格を変えない限り、改善が難しいケースも出てくると思います。
そのため、自分自身も、将来的には、きちんとカウンセリングを学び、心の問題も専門的にしっかりとケアできるようにしたいと思っています。
しかし、その際にも、整体は必要になってくると思います。
なぜなら、初めに発症した原因の一つに、考え方や性格などの問題があったとしても、症状が現れた際には、大抵は、整体的に見れば、肉体の状態も悪くなっている事がほとんどと思うからです。
それは、現在の整体の施術の結果が証明してくれています。
また、「病院で検査をしたとき、起立性調節障害などになる人は、ストレートネックになっている人が多いと言われた。」と言う人がいました。
つまり、骨格の歪みと、起立性調節障害との間に因果関係があるという事をお医者さん自体が認めていると言う事になります。
結論としては、起立性調節障害がカウンセリングで治るのであれば、皆治っているはず。
何年も苦しんでいる人がいると言う事は、カウンセリングが、それほど効果的な治療法ではないと考えられると言う事になります。
起立性調節障害でお困りの方は、参考にしていただけたらと思います。
当院の起立性調節障害のとらえ方について、さらに詳しくお知りになりたい方は、起立性調節障害のまとめ記事をご覧ください。
多くの人が、正しい知識を得て、少しでも早く、健康的な生活を取り戻されますようにお祈りします。