起立性調節障害に対する病院の対応

 

顎に手を置いて考える医師

起立性調節障害とは、自律神経失調症の一種ですが、現在の医学では、自律神経失調症を根本的に治す有効な治療法が存在しないため、何年も治らずに、学校に行けなくなり、そのまま引きこもりになってしまう子供がたくさんいます。

当然のことながら、現在の日本では、病気になれば、西洋医学に頼るものという固定観念があるために、病院には行かれてはいますが、治ってはいないわけですから、病院ではなかなか治らないという事が理解できると思います。

お医者さんはこのような状況についてどのように考えているのかと思いましたが、お客さんの話から、現状が見えてきましたので紹介します。

 

どうしていいかわからない?

分からずに悩む医師

起立性調節障害に限らず、自律神経失調症については、これと言って、治療法がないために、「病気じゃない。」とか、「気持ちの問題。」で片づけられてしまうことも多くあるようです。

起立性調節障害については、一応、病名がつきますから、病気として扱われますが、やはり、自律神経失調症であるため、根本的に治すことができないため、これとった治療法を提示する事が出来ないようです。

例えば、血圧を上げる、昇圧剤などもあるようですが、これは、もちろん対症療法、つまり、症状を抑えるだけのものであるため、根本的には治せませんから、飲み続けなければなりません。

そればかりか、昇圧剤が効いたという話も、これまで聞いた話の中ではありませんでした。

そうなれば、お医者さんの方も自信をもって、「昇圧剤を出しておきますから、きちんと飲んでください。必ず治りますから、心配しなくても大丈夫ですよ。」などと言った事を言えるはずもないわけです。

保護者の方も、お医者さんの、どうしていいかわからないような対応に、不信感を抱いて、昇圧剤も断って、何もせずに帰ってきたといった状態のようです。

塩分と水分をしっかり取るようにといった助言はありますが、塩と水で治るなら、皆、何年も闘病生活を送ってはいないと考えられると思います。

 

NHKの番組で取り上げられた起立性調節障害

テレビ

起立性調節障害が増えているために、NHKでも取り上げられていたようです。

不登校になり、自宅で長期間過ごす事になるわけですが、「病気であり、怠けているわけではない。」こういった啓蒙をする事が、番組の趣旨だったのだろうと思います。

そして、最終的に、「ほとんどは、時間が経てば治るものだ。」という言葉で、安心させたいといった意図が見えました。

こういった番組を見ていても、具体的に、どのような治療法で治るといった内容になっていませんから、「有効な治療法が存在しないので、治るまでひたすら待つしかない。」といった対応しかないのだろうと考えられます。

 

医師の病気に対する向き合い方

池の中の蛙

お医者さんは、それなりに治療に自信をもっていらっしゃるかと思っていましたが、やはり、これといった治療法がなければ、自信のある対応はできないものだと思います。

以前、歯科医が、腰を悪くしたために、当院に来院されましたが、「自分たちは治せない。」と言われていました。

歯医者さんであれば、虫歯を、一応は、削ってきれいな状態には出来ますから、「そこまで卑下することもないのでは?」と思っていましたが、根本的に治せず、最終的には、差し歯や入歯などにするしかないということでしょうか?

ちなみに、この歯医者さんは、腰痛でしたが、「自分はオペは嫌だから整体に来た。」と言われていましたが、当然、腰痛など、ほとんどの場合は、手術する必要などありませんから、整体に来られて正解だと思いますが、お医者さんも、西洋医学以外の療法の価値を認めているのだろうと思います。

お医者さんも所詮は人の子ですから、治せなくて、自信なくやっている正直な方もいれば、治せないが商売だからと開き直って自信満々にやっている方もいます。

西洋医学が最高の治療法と信じ切って、他に優れた療法が存在する事に全く気付かず、「この病気は時間がかかるものなのだ。」と思い込んでいらっしゃる方もいます。

しかし、絶対正しいという判断は、視野を狭め、発展を阻害するものと思います。

西洋医学以外の対処法にも目を向ける事の出来る、謙虚さ、度量の広さ、柔軟さ、正直さを持つ事が、この問題を解決するための重要な要素に思われます。

結局は、人間性ということでしょうか・・・?

心あるお医者さんがいらっしゃれば、起立性調節障害でお困りの方を紹介していただけたらと思います。

起立性調節障害についてより詳しくお知りになりたい方は、起立性調節障害のまとめ記事をご覧ください。