新型コロナウイルスの影響で、自律神経失調症の症状を訴える人が増えているようです。
自律神経失調症と言えば、病院の検査でも異常が見つからず、これといった対処法がないために、様々な診療科や鍼灸整骨院、整体院、カイロプラクティックなどを転々としている人もいるようです。
では、なぜこのような事態になっているのでしょうか?
また、どう対処すれば良いのでしょうか?
運動量が減少
大体予測がつくとは思いますが、新型コロナウイルスが流行する事で、自宅で過ごす人が増えたと思いますので、運動量が減ったことが、原因の一つとして考えられると思います。
言うまでもなく、運動は健康を維持する上で、非常に重要な要素です。
運動によって、血流が良くなりますし、自律神経を整える作用があると言われる、セロトニンの量も増えます。
また、運動は、ストレスの解消にも役立ちます。
ストレスの増加
運動量が減れば、ストレスも蓄積します。
また、パソコンやスマホなどのゲームなども流行ったようですが、ご存じない方も多いようですが、テレビゲームは、大きなストレスとなります。
スマホやパソコンをする際のうつむきの姿勢も体に負担になりますが、近距離で画面を凝視する事が、体に負担になります。
自律神経失調症が増えている原因の一つに、スマホやパソコンの普及があると思います。
お金になるためか、eスポーツが、最近ニュースで取り上げられることが多くなってきましたが、大丈夫ですかね?
経済優先で、健康が軽視されていないでしょうか?
日光を浴びる時間の減少
日光を浴びると、自律神経を整える作用のある、セロトニンが増えます。
屋内にとどまる事で、セロトニンの量が減っている事も影響しているのではと考えられます。
不安感の増加
新型コロナウイルスが広がると、どのように感じるでしょうか?
「自分も感染したらどうしよう。」、「自分が他人に移してしまったらどうしよう。」、「自分が感染したら職場の人に迷惑をかけてしまう。」
恐らく、このような不安を感じる方が大勢いらっしゃるのではないかと思います。
テレビを見いていても、新型コロナウイルスの報道ばかりで、不安を感じる機会が増えているのではないでしょうか?
つまり、心の中に、「不安」という感情が占める割合が増えたと言う事が出来ると思います。
このような環境におかれると、人間はどのような事になるかと言えば、不安という感情が膨張して、いつしか、症状としての不安が出てくる事になります。
実は、自律神経失調症の症状には、「不安」があります。
新型コロナウイルスによって、自律神経失調症の「不安」の症状が出てくる人が増えていると思われます。
しかし、このような書き方をすると、新型コロナウイルスのせいで不安が強くなったと思われるかもしれませんが、実際には、新型コロナウイルスのみが原因とは言えなかったりします。
どういう事かと言えば、新型コロナウイルスがきっかけで、体調を崩したと言う事は、そもそも、それ以前から、体の状態がある程度悪化していた可能性があります。
新型コロナウイルスは単なる引きがねに過ぎないと言う事です。
もともと、体の状態が悪くなっていたために、新型コロナウイルスによる不安によって、「不安感」の症状が出てきてしまったという事も考えられるわけです。
病院で検査をしても、異常なしで終わるかもしれませんが、整体的には、しっかりと悪くしていた可能性があると言う事です。
対処法
では、どのように対処すれば良いかという事ですが、原因が分かれば、それと真逆の事をすればいいわけです。
つまり、運動をして、ストレスをためないようにする。
テレビゲームなどは極力避ける。
日光を浴びる。
不安にならないようにするため、気持ちを前向きになるように意識する。
体に良いとされる常識的な事だと思いますが、しかし、これで体調が良くなるのであれば、皆さん苦労はないと思います。
自律神経失調症を軽く考えている人もいますが、実際には、自律神経失調症で、数年、数十年と苦しんでいる人もいます。
結局は、きちんとした対処をする必要があるわけです。
自律神経失調症に対して、どのように対処すれば良いかをお知りになりたい方は、自律神経失調症のまとめ記事をご覧ください。