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腰の骨などを骨折した後に、腰の痛みが残った場合、その痛みは治らないものだと思いますか?
実際の例をもとに、考えてみたいと思います。
骨折してから腰痛になったおじいさん
80代のおじいさんの話です。
3~4年前に背骨を骨折したが、折れているという事が分からずに、痛み止めで過ごしたとのことです。
それからしばらくして、整形外科に行くと、折れていると分かり、リハビリをしましたが治りませんでした。
そこで、1年前に専門病院に行き、画像検査をしましたが、「こりゃ治らんばい。」と言われ、痛み止め2週間分だけ出されて終わったとのことです。
そこで、「治らなくても、少しでも痛みを和らげる方法を探している。」とのことでした。
整体で痛みが改善?
本人は、治らないと思われていたようですが、整体を開始すると、痛みは軽減していきました。
というより、初回から痛みが改善し、整体が終ったあと、車から降りるときの痛みがなく驚いたとのことでした。
痛みがなかったので、公園を歩くと、ふらつくこともなく、まっすぐ歩けたという事でした。
健康食品なども飲んでいるが、効いているかどうか分からないとのこと。
コルセットなども3つほど作っているが、効果がないので使っていないとのこと。
施術5回目のときには、「病院に文句を言いに行こうと思っている。医学部というのは、頭がいい人しか入れないと言われた。病院で治らないと言われたが、整体で治っているじゃないかと言おうと思っている。」とのことでした。
なぜ痛みが改善したか?
ではなぜ、このような事になったのだと思いますか?
まず、理解しておかなければならないことは、画像検査というのは、病気の原因となるすべての要素を映し出すことができるわけではないという事です。
例えば、骨格を映す事は出来ますので、骨格の歪みや骨が折れているかなどの情報は知る事が出来ますが、筋肉が緊張している事などは分かりません。
しかし、なかなか理解されてない方が多いようですが、筋肉の緊張から来る痛みは、非常に多いと考えられます。
というより、骨格が歪んで、神経を刺激して痛みが出る事よりも、筋肉の緊張から痛みが出る事の方が、割合としてはかなり多いと考えられます。
という事は、どういう事が言えるか分かるでしょうか?
もし仮に、腰の痛みの原因が、筋肉の緊張から来ている場合は、画像検査をしても、痛みがあるのにもかかわらず、異常なしという事になってしまうわけです。
そう考えれば、この例でも、画像検査で、骨格の状態から、腰痛は治らないと判断されたと思いますが、実際には、筋肉の緊張の問題であり、そのために、筋肉の緊張を解いてやるだけで、痛みが改善してしまった可能性があると考えられるわけです。
骨折していてもあきらめる事はない
骨折をして、それ以降も、痛みが続いていたとしても、その痛み自体は、骨が、神経を刺激していることが原因ではない可能性がありますから、骨折したというだけで、あきらめる必要はないと思います。
また、画像検査など、それほどあてにならないものであるという事が良く理解できると思います。
そもそも、現在の医学では、骨格や椎間板が神経を刺激する事が痛みの原因という<仮説>がありますが、そのように、画像に映らないものは、原因不明と言う事で片づけられてしまいます。
痛みがあるのに、何でもかんでも原因不明で片づけられたらおかしいと思いませんか・・・?
骨折から痛みが出たとしても、整体は受けてみる事ではないかと思います。
痛みが軽減するかどうかは、結果が教えてくれます。
というより、画像検査をしただけでは、改善するかどうかなどは、はっきりしたことは分からないという事です。
腰痛の整体法について詳しくお知りになりたい方は、腰痛のまとめ記事をご覧ください。