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交通事故などでむち打ちになると、後々(数年後、数十年後)、様々な後遺症に苦しめられると聞かれたことはないでしょうか?
様々な後遺症とは、具体的に言えば、首や腰などの体の痛みだけでなく、めまい、頭痛、吐き気、息苦しさなどの自律神経失調症の症状になります。
なぜこのような状態になると思いますか?
整体師から見た、むち打ちの後遺症の本当のところをお伝えします。
むち打ちから自律神経失調症になる理由
むち打ちは、交通事故などで、体に衝撃を受けた時に、首が鞭のようにしなるような動きをしてダメージを受けることによって生じる症状になります。
このことから、首や肩、背中、腰などに痛みが出ると言う事は何となく想像できると思いますが、自律神経失調症の症状が起こる可能性があると言う事については、あまりピンとこない方も多いと思います。
しかし、理屈は簡単です。
現在は、自律神経失調症は、首こりから起こると言われていますから、交通事故などの衝撃で、首に、急激に大きな力がかかり、それによって、首の筋肉が緊張したままになっていると考えられますから、自律神経失調症につながるわけです。
なぜ後遺症になる?
後遺症は、病気が治った後も残る症状の事になりますが、何の原因もなく、症状が残るはずはありません。
つまり、病気が治ったとしつつも、体の状態は悪いままになっていると言う事になります。
むち打ちとは、そもそも、骨格自体に損傷がない場合の事を言います。
しかし、先ほどお伝えしましたが、骨格に異常がなくとも、筋肉が緊張している可能性があります。
また、この筋肉の緊張は、CTやMRIなどの画像検査で異常が見つけられません。
そのため、実際には、首こりの状態が治っていないにも関わらず、その異常を見つける事が出来ず、悪いままにされてしまうわけです。
つまり、後遺症などと大げさな言葉が使われますが、単に、きちんと治っていない(治せていない)と言う事になります。
なぜ症状がぶり返す?
筋肉の緊張は、ある程度強くなると、自然に元の状態に戻る事はありません。
そのため、放っておくと、いつまでも、首こりの状態が続く事になります。
では、交通事故の直後は、症状が治まったのに、数年数十年と時間が経って、症状が出てくるのはなぜだと思いますか?
その答えを知るには、首こりがなぜ起こるかを考えてみれば分かります。
例えば、ストレスなどはどうでしょうか?
ストレスで肩こりになるという事は言われたりするかもしれませんが、首と肩の筋肉はつながっています。
肩こりになれば、首こりにもなる可能性があると言う事が分かると思います。
つまり、仕事のストレスや育児、その他、人間関係のストレスなどが蓄積し、首こりがさらに悪化したとしたらどうでしょう?
また、以前治まっていた、自律神経失調症の症状などが出てくると考えられると思います。
つまりは、症状がぶり返すのも、単に、しっかりと改善できていないために、負荷がかかった時に、以前あった症状が出てくるというに過ぎないと考えられます。
むち打ちの対処法は合っているか?
むち打ちになれば、どのような事をするでしょうか?
交通事故であれば、保険が効きますので、大方は、整形外科に通われるのではないかと思います。
ただ、これまでの話の流れで、どういった事になるかは、大体予測はつくと思います。
当院に来られていたお客さんのご主人が、交通事故に合い、整形外科に通っているが、何か月通っても良くならず、首が痛くて後ろが向けなくなるなどの後遺症が出てきたなどと話されていた方がいました。
この例など、後遺症も何も、何か月通っても治っておらず、それどころか、どんどん悪化している可能性があるわけです。
何か月通っても治っていなかったとしたら、初めから、整体に通っていた方が、料金面を考えても安上がりだったかもしれません。
「むち打ちとは後遺症が出るものなのだ。」という具合に、勝手に納得せず、本当に対処法は合ってるか、一度、疑問を抱いてみてはどうかと思います。
むち打ちからくる自律神経失調症は、整体的にはどのようにとらえれば良いかについては、自律神経失調症のまとめ記事をご覧ください。