このような事でお困りの方はいませんか?
- 口の中がカラカラになる。
- 口の中が痛い。
- 水分の少ない食べ物が飲み込みづらい。
- 声が出にくい。
このような場合は、ドライマウスが原因になっているかもしれません。
ただの口の乾きじゃないかと思われるかもしれませんが、唾液というのは、様々な働きをしていますので、唾液が不足するという事は、すなわち、自然治癒力が低下した状態であると言えると思います。
なかなか根本的な対策が出来ないと思いますので、原因を知る事で対処法を考えます。
原因
ドライマウスとは、名前の通り、口が乾いた状態となりますので、対処法を知るには、まず原因を知る必要があります。
唾液の量をコントロールしているのは、自律神経ですから、ドライマウスの状態になっているという事は、自律神経の働きが乱れているのではないかと考えられます。
自律神経と唾液量の関係を表にします。
|
交感神経が優位 |
副交感神経が優位 |
唾液 |
少なくなる |
多くなる |
表から、ドライマウスの場合は、副交感神経の働きが低下してしまうために、唾液が十分に分泌されず、口が乾燥するという症状が起こっていると考えられます。
つまり、ドライマウスも、自律神経失調症の症状であるという事が言えると思います。
自律神経が影響する領域は幅広いですね。
※ 当然の事ながら、薬の副作用や他の病気が原因となっている場合などもありますので、医師の診断を受けておく必要はあります。
対処法
自律神経が原因であれば、現在は、首こりを解消することで改善できると言われています。
エビデンスについては、東京脳神経センター理事長・脳神経外科医の松井孝嘉氏の書籍をご参考にして頂けたらと思います。
ただ、整体的には、体はつながっていますので、首こりだけを改善すれば良いという事にはなりません。
首の筋肉は肩や背中にもつながっていますし、さらには、全身がつながっており、各部位が、他の部位に何らかの影響を与えていると考えられます。
その為、全身を整える必要があると考えられます。
健康を維持するのは自然治癒力
健康を維持、増進するために最も重要な事は、自然治癒力を高い状態に保つ事ではないかと思います。
たかが唾液と思われるかもしれませんが、やはり、意味があるから存在するのだろうと考えられると思います。
唾液は、口の中を殺菌したり、再石灰化したりするなどして、虫歯を予防する働きがあります。
食べた物を消化しやすくする作用もあります。
自律神経が乱れる事で、このような重要な働きをする唾液の分泌が減るという事は、自律神経を整えておくという事は、自然治癒力を高く維持する上で大切だという事が分かると思います。
唾液が減ったりしたからと言って、その都度、口の中を潤すサプリメントを取ったりしても、根本的な解決にはならないですし、人間が本来持っている自然治癒力を活かさなければ、やはり、本当の意味での健康にはならないのではと思います。
自律神経失調症について、より詳しくお知りになりたい方は、自律神経失調症のまとめ記事をご覧ください。
ドライマウスになっているという事は、自律神経失調症になっている可能性があると考えられると思います。